灰色の化物は他世界を歩む【バトスピ】part2

忌々しく、恐ろしい ページ8

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今頃ヨクはどうなっているのだろう



そんな事を思いながら
奈瑞菜は暗黒バトラーの親玉のタツミ対
駿太のバトルを見ていた

キキとのバトルには勝利したが
このバトル………どうなるのか






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相手はメイの十二神皇を奪った強者だ
勇者の末裔なのだからそうと言える








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｢お互い異魔神ブレイヴを出して来たか…｣


ク｢こうなるとどっちが上手を取るかの勝負だな｣






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炎魔神は強力だ

相手のバーストを破棄出来ると言う点では
活用のあるカードだろう



あまりにもスペックが良いため
中古カードで約4000円はする筈…←メタい




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そうしてる内にバトルは進み
駿太の炎魔神エグゼが登場し攻撃

ライフを削り切ろうとするも
マジックで止めを食らってしまった







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レ『!!!……奴が来る！』


ピ『禍々しい力を持つ十二神皇が…!!』


｢!?それはどういう…｣






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いきなりエクゼシード・レッドと
ピーコックが何かを察し
強い光を発しながらデッキから飛び出した


奈瑞菜が疑問を問い掛けたのと同時
それは来る







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禍々しく、忌々しい力を持った
『辰の十二神皇ウロヴォリアス』







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ク｢辰の十二神皇…如何にも強そうだな｣


メ｢何あれ……あれが十二神皇なの…?｣





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無理に笑うクロハに対し
メイは怯えている


無理もない


自分もウロヴォリアスに
少しだけの恐怖を覚えているのだから






まだ効果も発揮してないと言うのに





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しかし、タツミはアタックもせずに
召喚時時に〈封印〉だけをしてターンエンド

そして駿太のターンに移った直後……







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｢!?｣



駿太のフィールドに居るスピリット達が
霧状の物に覆われる

ウロヴォリアスの〈封印〉の効果
【呪縛】だ






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ピ『呪縛は各ステップ毎に
　コアが減って行く効果です…』


｢各ステップ毎にだと!?｣


キ｢それって…｣


ク｢スタートステップ､コアステップ､ドロー
　リフレッシュ､メイン､アタック
　エンドステップ……1ターンに七つ取られるな｣






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エンドステップに至るまでに6つ、

絶望的な数だ




今駿太のフィールドに
そんな事をされては…エグゼは消滅する




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