無理はしないで欲しいと(E祈side) ページ31
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「伊織帰ってたんだ、お帰り」
伊「ただいま、E祈!
あ、でも今から行かなきゃ行けないから…」
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既に衣替えした後だと言うのに
夏服の制服から彼女は冬服用のブレザーを着込んでいる
本人が言うには長袖の方が怪我をしにくいかららしい
実質、自分が行った時も冬服の制服のまま
スピリッツワールドに向かった
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伊「ごめんね、今日は夕御飯一緒に食べれないや
義叔父さんの事宜しくね」
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申し訳なさそうに笑う彼女
まだまだ子供だと言うのに
伊織は運命神の半神としてスピリッツワールドを
救う手伝いをしている
それは危険だ、半神言えど
殺されてでもしたら終わりの命……
今目の前に居たとしても次の瞬間
消え入ってしまうんじゃないかと思うと不安で仕方ない
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「……無理だけはしちゃ駄目だよ?」
伊「大丈夫、私身体能力だけは良いから!」
そう言ってまた笑った
しかしその瞳は全く笑ってない
彼女は気付いてないだろうが足が少し震えている
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_ギュッ……
伊「!…ぃ、E祈……?」
「絶対帰ってきて…伊織……」
嗚呼、今にも泣いてしまいそうな自分が情けない
抱き締めたのは自分なのに様になってないと
心の中で自嘲する
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伊「……えへへ…」
「伊織…?」
伊「ごめんね、私幸福者だなーって思っちゃって
愛してる人が居て、待ってくれる人が居るって
本当に幸せ……
私…この幸せを壊されたくないんだ
絶対、手放したくないから……!」
そう言って、先程とはうって変わって
彼女は幸せそうに笑う
この笑顔にとても弱い
伊織を離し、触れるだけのキスを落とすと
彼女は顔を真っ赤に染め上げた
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「行ってらっしゃい、伊織(ニコ」
伊「////……い、行ってきます…!//」
パタパタと部屋から出ていった彼女を見送り
1つ息を吐く
それは安堵かそれとも不安か
結局、伊織を心配するのは変わってない
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青山桃子(プロフ) - 黒神白堊さん» そうですか(^^)頑張って下さい! (2016年10月27日 17時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
黒神白堊(プロフ) - 青山桃子さん» 此方こそ宜しくお願いします!ちょっと夢主同士のバトルを書いてみたくて……((彼方なら世界の法則だなんだ言う事が出来ますしね(笑)久し振りに彼方書くので口調変わらないようにしっくはっくしてますよ(苦笑 (2016年10月26日 21時) (レス) id: 9888af6ee6 (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - そしてまさか彼方ちゃんが出てくる何て驚きました!! (2016年10月26日 21時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子(プロフ) - アプリでログインしました!改めてよろしくです(*^^*) (2016年10月26日 21時) (レス) id: 16649a039a (このIDを非表示/違反報告)
青山桃子 - 黒神白堊さん» ですね(*^_^*) (2016年10月23日 14時) (レス) id: 8c7214e800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒神白堊 | 作成日時:2016年7月13日 18時