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第十話 白昼夢 ページ10
私達は、突然ハルルが出した光に巻き込まれてしまった。
夢でも、見ているかのように。
なぜか、浮遊感がある。どうして？
ここはサタンとキルルが戦ったところなのに。
私はすぐに気がついた。夢を見ているんだと。
でも夢だとしても、何もないところにハルルとキルルらしき人物が花畑で走り回っているのが見えるだけだった。
もしかして…あれが…二人の…過去…？
・
・
「りんご！起きて！！」
私は誰かに起こされた。朝学校に行く時、お母さんに起こされるみたいに。
目を開けると、そこにはアルルとアミティが居た。
「………ん……？ここは？」
「ここは何かの…遺跡みたいなところだよ。ハルルは、今遺跡の壁画を見ているよ。」
「…………………この遺跡…
・
・
『私が生まれた所だ…』
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作者名：朱色 | 作成日時：2019年1月7日 11時
