[ぷよぷよ]夢と狂気の魔導師 (ページ31)

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第三十一話　時ページ31

「それに、あの化物を浄化しないと、こっちがあの化物に殺される。そうならない為にも、私達が犠牲になるしかない。それでも、私達が犠牲にならない方法を探すなら、お好きにどうぞ。まぁ、その間にこの世界は終わるだろうね」

『………』

「わかったよ…」

「わかりました…」

「わかった…でもちゃんと戻ってきてね…」

「私達は魔導師だからさ、ちゃんと戻ってくる」

「…皆！！待って貰えて感謝する！これから化物の浄化にうつる！！」

「私達の合図に合わせて最大魔法を打ち込んでください！！」

皆は少し戸惑ったが、ハルルとキルルの言葉に同意し、最大魔法を出す準備をしはじめた。

「…」ピン。

するとキルルは右手をクルークに向け、指を鳴らすとたちまちクルークはあやしいクルークへと姿を変えていき、あやしいクルークは急な展開に驚く。

「なんだ！？なぜ私が体を…！？」

「なんだいこれは！急に僕が本の中に！！」

「それはあんたの持っている本に封印されているマモノを、私の力で入れ替えただけ、あんたよりそのマモノの方が魔力があるから、私の魂を魔力に転回するのが楽になるかなと思っただけ。まぁこの浄化が終わったら強制的に元に戻るから安心して」

「アルル、アミティ、りんご、私達は魂を魔力に転回して、皆に届ける。これが終わったら、また皆で遊ぼうね…」

『ハルル…』

すると、遠くの方から巨人並みの黒い人型が現れてしまう。

・

「皆今だ！撃ち込め！！」