[ぷよぷよ]夢と狂気の魔導師 (ページ30)

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第三十話　勝利ページ30

だが、ハルルとキルルはこんなことでは終わらない。
あえて積んでおいたぷよを連鎖して、相殺を試みようとするが、

「いっきますよ～！！にゃははははー！！」

『ば・ば・ば・ばっよえ～ん！！！』

りんごの掛け声と合図に、アミティとアルルは敵を感動させるばよえ～んを使って、おじゃまぷよを増やすと、ぷよがなくなったハルルとキルルは、おじゃまぷよに埋もれる。

・

「さ、僕達が勝ったから、一緒に考えようよ！！」

「そう約束したからね！」

ハルルは三角帽子が取れて正座をしており、キルルはうつ伏せで、周りには使っていたのかはわからないが、ナイフやカッターナイフなどの刃物が地面に突き刺さっている。
(いくらなんでも危ない気が…)

「わかった…」

・

「と、言いたいところだけど、残念だけどこれしか方法が無い。」

『…………え…』

「先代はね、化物を浄化するために、自分の魂を魔力に転回して、その魔力を世界中の魔導師に分け合い、世界を救ったんだよ」

「でもそれなら…」

「皆で最大魔法を出せばいい、と思っているね。残念だが、あの化物はそんな程度では浄化できない。浄化するには、優秀な魔導師の魂が必要なんだ」

「でも大丈夫。浄化が終わったら、私達は魔力の欠片から体が創られて、またここに戻ってくるよ」