【銀魂】あまのじゃく隊長【沖田総悟】

＃89　カム着火沖田くん ページ39

「あのさ･･･」



はい出ました今流行りの壁ドン

しかも誰もこなさそうな人気の少ない場所ね


　


「お前、なんなの」


「なにが？」







予想以上の反応に、思わず吹き出しそうな気持ちを抑えて


私は平然を保って言った









「土方が好きなのかよ･･･」








鋭くなる視線


やべー超怒ってるぅ

めっちゃ怒ってるぅ

カム着火だよ沖田くん








「んー？どうだろうね？」



わざとらしい口調で言えば


一層目が細くなった





「･･･ムカつく」









そう言って彼は私に顔を寄せた


奴との距離があと少しになる









　






「･･･っ」



「ザンネンお預け」






けど私は、奴の口元を手で抑えた


そしてイタズラっぽく舌を出してやる









「隊長からまだちゃんと聞けてないもん
　それまで絶対だめー」


「とことん性悪だなてめぇ･･･」









この話になると、顔を歪める

まったくさっさと言えばいいものの････









　



「『好き』って、ちゃんと言ってくれたら
　ご褒美にちゅーしていいよ」




「･･･俺ァてめぇの飼い犬じゃねーんだよ」








怒ってるようで、怒ってない顔


照れてるようで、照れてない顔





よくわからん男だ






　








　









　








　






　









　






　









「･･好きだ」






　






　




ぶきっちょなくせに


変にカッコイイんだから




コイツは。






　







　









「よく言えましたっ」






今、



嬉しさと

恥ずかしさと

ちょっとの泣きそうな気持ちが入り混じって




･･･最高に幸せだ。






　









　








「･･･っとにムカつくよお前」









　









そう言ってすぐ






　
私達の距離は、0cm。






　









＿＿＿3度目は、なかなか甘いものだった


･･･なんちって。

＃90　見覚えのあるメンツ→←＃88　いちゃいちゃカップルの日常

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す