ごめん221 ページ21
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チョン君にお風呂を借りて体を洗う。跡も何もない綺麗なままのこの体からはチョン君の優しさが見てとれた。やっぱりまだどこかで恐れているんだろう。私を傷付けまいと。優しく出来なかったって、そんなこと全然ないのに。
「……思い出したら恥ずかしくなってきたっ」
チョン君との行為を思い出して今にも体から火が出そう。私から誘ったくせに、リードするのはチョン君で。完璧に主導権を握られていた。でも、あの時のチョン君がやけに色っぽくて魅力的で。チョン君のことしか考えられなくて、きっと私は酷く乱れていただろう。
それでもチョン君になら全て見せてもいいなんて思ったんだ。
「……チョン君の、匂い……」
お風呂から上がって髪乾かすたびにふわりと香るその匂いはまさにチョン君の匂いで。まるでチョン君に包まれてるみたい、なんて自分でも心底変態だと思う。
ようやく叶ったこの想いは自分の想像以上に重たくて大きくて。私ってこんなに重たい女だっけ。
「チョン君、お風呂ありがとう」
「いえ。じゃあ俺も入ってきますね」
いつも年齢よりも大きく見えたその背中は、今は私と何も変わらない年相応の背中に見えた。筋肉があってがっちりしてるはずなのにそんな面影はまるでなくて。
その背中に思わず笑みがこぼれた。
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ゆきなみ(プロフ) - 一気に読ませて頂きました。一言で言うなら最高です。作者様の伝えたかった、テテとグクの違った優しさと不器用さ。両方胸が痛くなるほど伝わって来ました。作者様は、読み手の心のバランスを取るのが、凄く上手ですね^^*最後、一度テテに抱かれるシーン、大好きです。 (2022年2月27日 17時) (
レス) @page25 id: dd84e47893 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - fyh333さん» わわわ！コメントありがとうございます！このお話も完結してはや半年......にも関わらず、こうして読んでいただいて本当に嬉しいです！これからもご期待に添えられるよう頑張りますね。ありがとうございました！ (2019年12月29日 21時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
fyh333(プロフ) - 泣きました最高でした！ (2019年12月29日 21時) (レス) id: db4f5022f9 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - cookyさん» わあ！ありがとうございます!完結してから日が経ったにも関わらず読んでいただいて、こんなに嬉しいコメントまで......ほんとに感謝です！私の伝えたかった思いを感じてくれて本当に嬉しいです。これからも頑張ります！ありがとうございました！ (2019年7月17日 0時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
cooky - 本当に感動しました涙 夢主の周りがいい人すぎてもう涙がとまらなかったです。5章もあったのにあっというまでとても寂しいですがこれからも作者さんの作品を期待しています！ﾌｧｲﾃｨﾝ!! (2019年7月17日 0時) (レス) id: 13ad5ea90e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：閔
| 作成日時：2019年6月5日 20時
