41話 ページ43
翔太からは見えない位置にいて
降りてきてもらわないと姿は見せられない
「んだよ、チ……ビ…っ」
スタッと屋根から降りてきた翔太は
Aを見て、目黒と同じく目を見開き
耳が真っ赤になっていた
『あ、えっと…ヘアメイクとかしてもらったんだ…』
Aも翔太の顔が見れなくて下を向く
「そう、か……」
『…変？』
恐る恐る聞くと
「いや、別に…変じゃないけど…っ」
翔太も顔が見れないのか目をそらす
『大人っぽいかなって…』
「…まぁ…いんじゃね？」
『そっか…(もうちょっと褒めてもらえると思ったんだけどな)』
「…次、さ」
『うん…』
「俺の時になったら、そ、その格好で来いよ」
『………え？』
「俺の番に！なったら！また！その格好で来いって言ってんの！！」
2回も言わせるな！と顔を真っ赤にしながら言う翔太
『それって…』
気に入ってくれたのかな…なんて
「じゃあ俺行くから…」
恥ずかしいのか退散しようとしたら
『じ、じゃあ私もお願いある！』
袖を掴み引き止める
「お願い…？」
『翔太の、歌聞きたい…』
1日過ごす時に、と付け足す
「……気が向いたらな」
手で優しく袖を掴んでいた手を離し、去っていった
『…多分歌ってくれるんだろうな』
なんだかんだ優しいのは、分かっていたので
その日が待ち遠しくなった
「あれ？！Aめっちゃ美人になってる！」
「ほんとだ！」
「ちょー！可愛いじゃん！」
「うん、似合ってる」
「流石俺の娘だな()」
その後も、深澤達に見せると褒められて
やってよかったと心の底から思った
「あ、明日は俺だよね？」
『うん阿部ちゃんだよ』
「今日は目黒に連れ回されて疲れたでしょ？1日ズラしてもいいけどどうする？」
連続はさすがにキツイだろうと阿部が提案してきた
『ううん大丈夫だよ、あーでもお昼とかからでもいい？』
「Aちゃんがそうしたいなら全然いいよ、俺はどこかに行くって寄りお話したいからさ」
勉強会もそのぐらいに終わるから丁度良かった、と微笑む
『(あざとい…)じゃあまた明日よろしくお願いします阿部ちゃん先生』
「うん、ゆっくり休んでね」
阿部と別れて、自分の部屋に戻ると
「にゃー」
『めめ、どうしたの？』
「明日の朝までは俺の日だから一緒に寝に来た」
『なるほど、いいよ！』
岩本とも一緒ではないが寝ていたので承諾した
『猫めめ暖かい〜』
猫目黒を抱きしめて布団に入ると
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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
