38話 ページ40
『何が？』
「いやこっちの話」
見ていたのを悟られない様にAを離す
「あ、そうだ」
何かを思いつき急に立ち上がる
『どうしたの？』
「ちょっと行きたいとこあるから付き合って」
そう言って当たり前のように手を繋いで歩く
『いいけどどこ行くの？』
「着いたら分かる」
それから少し歩くと大きな呉服屋さんに辿り着いた
「ここ、俺がよく来るお店なんだ」
『へぇお洒落だね』
中へ入ると綺麗なお姉さんがやってきて
「あら蓮くんいらっしゃい」
「こんにちは」
『(うわぁめっちゃ綺麗な人)』
絵に描いたような美人が現れて呆然とするA
「あ、その子もしかして例のあの子？」
「そうですよ」
目黒が答えると
「すごーい！会いたかったの私！蓮くんの言う通り可愛い子ね！」
ぎゅっとAに抱きつくお姉さん
『(お姉さんめっちゃいい匂い…これが大人の女性か…)』
めめはなんてとこに連れてきたんだ…と思っていると
「じゃあお願いします」
「うん！任せて！」
目黒がお姉さんにそう言うと
「お嬢ちゃんこっち行こうね！」
『え？…え？ちょっ、まっ、めめ？』
よく分からず部屋に連れていかれそうになって
目黒の方を見る
「俺待ってるから頑張ってね」
『だから何を！？』
めめ説明してー！！！と叫んでもお姉さんに背中を押され部屋に入れられた
「翔太くんの反応楽しみだな」
ーーーーーーーー
「さぁここ座って！」
『あ、あの一体何を…』
「蓮くんにヘアメイクと衣装頼まれたの〜」
どうしようかな〜とお姉さんは楽しそうで
『めめが…』
「結構前から言われてたのよねそのうち連れてくるからやってほしいって、私もすごい会いたかったから嬉しくて嬉しくて」
ほんとに楽しそうに髪の毛を結ってくれるお姉さん、断るのも申し訳ないのでそのままお願いした
『(やった事のない髪型だから新鮮だな…)』
よく髪は涼太に結ってもらうのだが、やっぱりお店でやるのとは違う
「蓮くんの彼女さんなんでしょ？」
『え！？』
「違うの？蓮くんが楽しそうに話してたからそうなのかと思ってたけど」
『…違います』
「あら！そうなの？蓮くんいい子だしピッタリだと思うよ？」
お姉さんに笑顔でそう言われても
ネガティブな自分しか出てこなくて
『もっと綺麗な人じゃないとめめには釣り合わないかと…』
「そんなこと言わないの！ほら鏡見てごらん？」
『えっ』
お姉さんに言われて鏡を見ると
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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
