29話岩本と1日 ページ31
翔太と何かあったのかと聞こうと思ったが
まぁいいかと思い、訓練所に行くことに
｢岩本さん！おはようございます！｣
｢おうみんなちゃんとやってるか｣
行くと、もう他の天狗たちが訓練していて
Aは朝早いのにみんな凄いなぁと感心していた
｢暫くは訓練してるから適当に見といて｣
『はーい、ひーくんがんば！』
ありがと！と言いながら自分も天狗たちの中に混ざって行った
『天狗か…私は天狗ではないような気がする』
空を飛んで訓練している様子を見ると
とても自分には出来そうにないなと感じた
『みんな守りたいのは一緒なんだよね…』
それでも守ってくれている存在だとしても
ずっとは続かない
『妖怪って老けないよな…』
産まれてまだ16歳だが、みんなも16年経っているわけで、変わってないなと気づいた
『まぁ何百歳とかだもんな…』
そうAが考え込んでいると
｢A｣
『あれ？ひーくん終わったの？』
暫く訓練を見ていると岩本が降りてきて
｢筋トレ手伝ってくれ｣
『いいよ！何すればいいの？』
ーーーーーーーーーーー
『………ひーくん』
｢ん？｣
『これ私じゃなくてもよくない？』
｢Aじゃないとダメ｣
『いやでもこれ………背中に乗ってるだけだよね？』
そう、岩本がお願いしたことは
腕立て伏せしてい背中に乗ってもらうことだった
｢Aだから出来ること｣
『康二でもよかっt｢あいつは重い｣あ、はい』
ゆらゆらと腕立て伏せしている背中に乗っている訳だが
『めっちゃ見られてやなんだけどひーくん』
｢え？自慢してるから｣
『なんの自慢よ』
｢俺の可愛い妹を自慢してる｣
『そんなことよくサラッと言えるよね…』
｢だって、ほんとのことだ｣
『あと、喋りながら腕立て伏せよくできるなと思う』
｢鍛えてるからな｣
もう100回以上(途中で数えるのやめた)はかれこれやっている
『何回すんの？』
｢あと10回｣
そして言った通り10回やってAは背中から降りた
｢なんで降りるんだよ｣
『終わったかと思って』
｢今度は腹筋するから足持って｣
『はーい』
そう言われて寝転んだ岩本の足を両手で掴んで体重をかける
『はい、いーち、にー、さーん…』
数えていたAは急にやめてしまい
｢なんで数えねぇの？｣
数えなくても腹筋をやめない岩本が聞くと
『いや…なんか…顔近いなと思って…』
｢え？｣
Aが言うには起き上がる度に顔が近くてびっくりするらしい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 508人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
