15話 ページ17
『ひーまーなーの！』
｢それ、俺に言う？｣
毎日仕事に追われている深澤
暇だと訴えてくるAに苦笑い
『うん！だからふっかのお仕事お手伝いしたい！』
｢却下｣
そう言い放ちピシャッと襖を閉ざされてしまった
『え！？ちょっとふっか！出てきてよ！』
｢ごめんA、俺の仕事はさせれない｣
『そんな…』
毎日忙しいのは昔から知っていたので
中々一緒に出かけることも出来ないから
手伝おうとしたのに呆気なく却下されて凹むA
｢あ、Aちゃん見つけた！｣
『ラウール？』
｢ねぇAちゃん！もし良けれは俺と仕事しない？｣
『ラウールと？仕事？』
｢うん！モデルの仕事でね、僕とめめの相手役の女の子探しててねAちゃんも大きくなったしどうかなって｣
『3人で撮るの？』
｢そうそう！今話題の雑誌でね、ほんとは女の子がいたんだけど怪我しちゃって出来なくなっちゃってさ｣
『でも私そういうのはやったことないよ？』
｢大丈夫！めめと僕が教えてあげるしAちゃんは好きにしていいよ！｣
『楽しそうだな…』
Aの心が揺らぎ、やると言いかけた時
｢ちょっとまてーい！｣
『うわ！びっくりした…』
再びバンッと襖が開いて驚くA
｢その雑誌の名前はなんだ！｣
｢○n○nだけど｣
｢はい、却下｣
｢えー！ちょっと深澤くんが決めないでよ｣
｢そんな雑誌の相手役にAを誘うな！｣
｢Aちゃんやる？｣
『やるー！』
Aは即答だった
｢A！？ほんとにやるの！？｣
深澤の心配を他所に
やる気満々のA
『暇だしせっかく誘ってくれたのに断るのも嫌だから』
｢深澤くんが思ってるような撮影じゃないから大丈夫だよ｣
｢……仕方ないAがやりたいなら｣
｢よし！じゃあ行こっか！｣
ラウールがAに手を差し出す
『うん！いってきまーす！』
「はい…行ってらっしゃい…」
2人が見えなくなるまで見送る
「心配って顔に書いてるよ」
涼太が横から深澤に言ってくる
「そりゃ心配するだろお前〜」
「Aも16歳だよ？好きにさせてあげなよ」
構ってあげられないんだから
「それ刺さるよだてさーん」
仕事やめたーい、遊びたーい、と駄々を捏ね出す
「何百年もそれ聞いてるけどさ、ほんとにもう辞める？」
「………」
「今まで頑張ってきたんだからさ、他の人に変わるっていうのもありだと思うよ」
涼太の目は真剣で言ったことは本心だろう
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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！猫めめ可愛いですよね！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです！めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらと | 作成日時：2022年5月29日 19時
