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11話 ページ13

「よかった…ほんとにごめんねぇ…」

見つかったことが嬉しくて泣きながら抱きしめる佐久間

『だいちゃんだいちゃん』

「ん?何?」

『またかくれんぼしようね!』

「…うん!しよ!」

ニコニコと笑うAを見て救われた気がして再び涙を流す佐久間

「じゃあ時間も遅くなったしみんな屋敷に戻ろう」

だてさんがご飯作って待ってるよ〜と阿部が先行して歩き出した

『あべちゃ!待って!』

「よぉーし!屋敷まで競走だ!」

「転ぶなよー」

「A怪我せんでやー」

3人が走っていく様子を
微笑ましく岩本達は見ていて

「(…祠ってなんだ)」

ただ1人翔太は花畑の方をしばらく見ていた

ーーーーーーーーーーーーー

『たっちゃーーん!』

「A!」

屋敷へ戻ると
事情を説明しているだろう涼太と
仕事が終わった目黒とラウール
それから

「よかった…涼太から話を聞いた時心臓止まるかと思ったよ…ほんとに…」

ぎゆぅっとAを抱きしめる
彼の目にはうっすら涙が浮かんでいる

『たっちゃん泣いてる?』

「っ…っ…」

「深澤くんすんごい心配してたもんねー」

「仕事も手につかないって」

ラウールと目黒がそう言っても
Aにはよく分かっておらず

『たっちゃん良い子良い子』

「!」

深澤の頭を撫でた、その行動はAにとってなんともないことだが
それは深澤にとってとても嬉しいことだった

「ありがと…A…」

『?うん!私たっちゃん大好きだよ!』

「っ!…ぐすっ」

純粋で屈託のない笑顔を見て、止まりかけていた涙がまた溢れ出した
周りは、なんで深澤がそんなに泣いてる理由が分からなかったが
そこは深追いせずにみんな見守っていた


「ふっかそんなに泣き虫だったけ?」

「…うるせぇよっ」

「深澤くん泣き虫〜!」

「こら!ラウール!人に意地悪しないの!」

「わー鬼が怒ったー!」

「あ、待て!」

大袈裟にラウールが手を挙げて逃げるのを
深澤も楽しそうに追いかける

「Aちゃんお腹空いたでしょ?」

『うん!』

「お腹空いたーだてさん」

「目黒は知ってる」

早くご飯食べたーいとAを抱っこしてユラユラ揺れる

「じゃあご飯にしようか」

それからみんなで晩御飯の準備をして、テーブルを囲う

「では、手を合わせて」


「「「いただきます!」」」

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くらと(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!猫めめ可愛いですよね! (2022年6月8日 23時) (レス) id: 1c83c89606 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お話面白くて好きです!めめの猫ちゃん可愛くて好きです😊 (2022年6月8日 0時) (レス) @page33 id: 79c06ba365 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらと | 作成日時:2022年5月29日 19時

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