159. ただいま ページ9
家に帰ると玄関では2人が待っていてくれた
サン「A!おかえりなさい、!」
アヴ「ここに来るまで体に異常はなかったか!?」
『ただいま、大丈夫だったよ』
サン「何で体の事もっと早くに言ってくれなかったの、?心配したじゃない、」
『ごめん、言ったら迷惑かけると思って、』
アヴ「私たちはAの親だ、迷惑は沢山かけてもいいんだ、だからもう言わないなんて選択をしないでくれ」
『ごめんなさい、』
2人は私を強く抱き締めて頭を撫でてくれた
サン「さ、お湯が沸いてるわ!紅茶でも飲みましょ」
アヴ「私が荷物を上に運んでおくからAはリビングで休んでなさい」
『うん、ありがとう』
リビングへ行くと、部屋の暖炉の上には私の写真や2人の若い時の写真が飾られていた
『ここに来てから2年経つんだ、』
サン「2年ってあっという間ね、あなたがこの家に来たのが昨日の事のように思い出せるわ」
『2年しか経ってないのに、2人には沢山迷惑かけたよね、』
サン「迷惑だなんて思ってないわ、これがママの仕事なんだって思ったら苦じゃないもの」
『ママは本当に素敵なママだね』
サン「あら、ありがとう」
ママとパパのためにも早く呪いをどうにかしなきゃ、私がもっと魔力があれば呪いの効果が薄れたりするのかな、それとも肉体的な体力の問題、?
私はポケットにしまってあった小さなノートとペンを取り出し、1ページ目に文字を書いた
・Increase magic ( 魔力の増加 )
・Improvement of muscle strength and physical strength ( 筋力と体力の向上 )
これは家にいる間の自分のトレーニングを書くために用意したノートで、毎日の体の変化や異変もここに書くようにしている、いわゆる日記ってやつだ
『……明日から大忙しだ、』
これから私の闘病生活(?)はどうなるのだろうか、
116人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:キクラゲ | 作成日時:2022年1月15日 5時