199. 愛情・Doraco ページ49
ﾄﾞﾗ「どうした？具合悪くなったか？」
『……これから不安だなって思ってさ、』
ﾄﾞﾗ「何が不安なんだ」
『だってトライウィザードトーナメントって、死人が出るぐらい危ない行事でしょ？親友が出るのに不安にならない方がおかしいよ、』
そうか、Aからしたらポッターがあの試合に出るのは友達が死ぬかもしれない恐怖しかないのか、
ﾄﾞﾗ「……僕はポッターを好きになったりはしない、何なら憎くてしょうがない」
『知ってるよ、ドラコが私以外のグリフィンドール生嫌ってる事くらい』
ﾄﾞﾗ「ただ、ポッターが試合でお前を泣かせるような結果を取ったら許さない」
『え、それってハリーを応援してくれるの、？』
ﾄﾞﾗ「勘違いするな、僕はAが悲しむのを見たくないだけだ」
『……素直じゃないなぁ、笑』
正直ポッターなんかを応援したくないし、何なら最下位になる事を願うぐらいあいつが嫌いだ
でも、ポッターが死んだりした事でAが泣く事になるは、……嫌だ
ﾄﾞﾗ「A、こっち向け」
『んー？………んっ！』
Aはキスをする時毎回目を瞑る。どんな時でも目を瞑ったままだから反射的に目が閉じるんだな笑
『不意打ちだなぁ、』
ﾄﾞﾗ「久しぶりだから嬉しかったろ？」
『……うん』
ﾄﾞﾗ「もっとするか？」
『………ドラコに任せる』
ﾄﾞﾗ「じゃあする、口開けろ」
最近ずっとAを避けてきたから久しぶりのAの声とか肌の感触が愛おしくてしょうがない
舌を入れる度に漏れる声や吐息も、全部僕のモノだと思うと心が満たされる
『……ん、ど、どらこ、……ちょ、ストップ、！』
ﾄﾞﾗ「嫌だ、まだ足りない」
自分でも理性がぶっ飛んでるなと分かる程にAが足りない
Aは息が荒くなり体が少し震えている、顔も赤くなり、僕にされるがままの彼女がとても可愛い
ﾄﾞﾗ「……誘ってるのか？その顔」
『はぁ、……はぁ、……誘ってない、！』
ﾄﾞﾗ「どうかな？笑」
『もう！今日はこれ以上ダメ！』
Aは弱い力で僕の体を押し返している
ﾄﾞﾗ「僕の部屋行くぞ」
『え！？』
無理矢理Aの細い腕を引いて、スリザリンの寮へ向かった
ﾉｯﾄ「おぉドラコ、ってAも一緒か？」
『ノット助けて』
ﾉｯﾄ「え？笑」
ﾄﾞﾗ「ノット、今日は僕の部屋に誰も入れるな」
ﾉｯﾄ「え？笑」
『ノット〜！！！！』
今日は長い夜になりそうだ…
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作者名：ｷｸﾗｹﾞ | 作成日時：2022年1月15日 5時
