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194. これから ページ44

ロン「なんだよあいつ、Aが不安になってるのに1人で帰っちゃうなんて」

『……私よりもドラコの方が不安なんだよ』

ハリ「何でマルフォイが不安になるの?」

ハー「Aが過去に好きだった人が現れたなんて、彼氏であるマルフォイからしたら相当ダメージのくる出来事でしょ、」

『ヒビキは昔の私の事を知ってる、ドラコにはまだ怖くて話せてない事も沢山彼は知ってるの、』


私は3人に肩を借りながらグリフィンドールの寮へ何とか戻る事が出来た


『ハーマイオニー、これから私どうすればいい?』

ハー「……Aが幸せになれる方を選べばいいのよ、マルフォイでもヒビキでも」

『私はドラコが好きだよ、でも、ヒビキがドラコに何か嫌な事をしないか不安なの…』

ハー「そんな事するような人なの?」

『ヒビキは、頼りになるし優しいんだよ、でも頭が良いから遠回しにドラコに何かするかもしれない』

ハー「マルフォイなら大丈夫じゃない?認めたくはないけど彼はAの事ちゃんと愛してるわ」

『認めたくはないんだ、笑』

ハー「あんな嫌な男がAの彼氏なんて、私はまだ受け入れてないわ」

『ハーマイオニー、お母さんみたい笑』

ハー「それくらいあなたの事が大切なの」

『ありがとう、笑』


そうだよね、ドラコならきっと大丈夫だよね、ヒビキの言葉に負けたりなんかしないはず…

その日の夜、私はあまり眠れなかった

ハリーがトライウィザードトーナメントに出る事でヴォルデモートが復活してしまう未来を知っているから、そしてセドリックが死んでしまう未来も、

木曜までに名前を入れるってことは、その前日に誰かが名前を入れたに違いない

その誰かはもう分かっている、広間にもいたマッド・アイ・ムーディ、いやバーテミウス・クラウチ・ジュニアと言った方が正確か

彼は炎のゴブレットに錯乱の呪文をかけてハリーの名前を4校目の代表として入れた

それを私が阻止出来れば、ハリーはこの試合に出場しなくても大丈夫になるはずだ、ただでさえマホウドコロという映画とは違う展開になってるから、ハリーの身に何か危険が迫っているかもしれない、


『私がハリーを守らなきゃ、』

195. ごめんね→←193. 彼の記憶



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作者名:キクラゲ | 作成日時:2022年1月15日 5時

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