【WT】青春待ったなし！！！！！ (ページ26)

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三上「B級ランク戦、昼の部。ここで試合終了です。

最終スコアは6対3対2で、王子隊の勝利です。
解説のお二人、いかがでしたか？」

緑川「ヒメさんすごかった！グラスホッパーないのによくあんなに動けるよね。」

出水「確かに、この試合はヒメがやばかったな。俺的には特にここ。壁抜き狙った隠岐が開けた穴にバイパー通して狙うのはやばいだろ。」

三上「姫坂隊員は射手に転向してからは、チームとしての勝率は高いものの個人での勝率はそこまで高くない印象でしたが、本日の試合では一挙3得点。大活躍でしたね。」

緑川「スコーピオン出した時はびっくりしたけどね。昔みたいに攻撃手に戻るのかなぁ。」

出水「それはねぇだろ。まぁ、実戦でバイパー慣れるにはもうちょい経験がいりそうだけどな。」

緑川「でも今日ので自信ついたんじゃない！？」

解説の2人にこれでもかというほど誉められた姫坂はほくほくしていた。
久しぶりに個人としても大勝をあげたものだから、仕方ないといえば仕方ない。

蔵内「久しぶりに大暴れできたんじゃないかい？」

『お陰様です！』

王子「ヒメと生駒さんの戦いを見れなかったのだけが残念だね。」

樫尾「すごかったですよ。生駒さんの攻撃、全部躱してましたし、こっちの乱戦にもたまに援護してくれたり、とても戦いやすかったです！」

『へへ…。』

王子「後でログ見返してみようかな。」

『今回で何か掴んだ気がするので、次は必ずバイパーを使いこなして見せます！』

蔵内「あぁ、楽しみにしているよ。」

ここから射手としての才能を開花させた姫坂は、水上の興味の的になったとかなってないとか。

水上「自分、なんかスポーツやっとったん。」

『……いえ特に。』

水上「ほんなら、この間何で階段から上がってこんかったん。」

『………あれはパルクールです。』

水上「どうりで障害物も避け切るわけや。」