48,胸を張れ ページ7
猗「退けぇぇぇ」
煉『あああああ!!!』
炭「「伊之助！A！動けーーーっ!!!煉獄さんのために動けーーーっ!!!」
伊/貴「「！！」」
獣の呼吸 壱ノ牙 穿ち抜き…
嵐の呼吸 弐ノ型 雷爪…
ドウッ
ダンッ
猗「(早く陽光の影になる所へ…!!)」
ドンッ
貴「やばい猗窩座に逃げられる！！」
貴「(！！炭治郎…？)」
ボッ
猗「(梃子ずった…早く太陽から距離を…)」
猗「！！」
炭治郎は猗窩座に向かって刀を投げた
炭「逃げるな卑怯者!!!逃げるなァ!!!」
猗窩座「(何を言っているんだあのガキは脳味噌が頭に詰まってないのか？俺は鬼殺隊から逃げているんじゃない太陽から逃げているんだそれにもう勝負はついてるだろうがアイツは間もなく力尽きて死ぬ!!)」
貴「(炭治郎…)」
炭「いつだって鬼殺隊はお前らに有利な夜の闇の中で戦っているんだ!!生身の人間がだ!!傷だって簡単には塞がらない！！失った手足が戻ることも無い!!」
炭「逃げるな馬鹿野郎!!馬鹿野郎!!卑怯者!!お前なんかより煉獄さんの方がずっとスゴいんだ!!強いんだ!!煉獄さんは負けてない!!誰も死なせなかった!!」
炭「戦い抜いた!!守り抜いた!！お前の負けだ!!煉獄さんの勝ちだ!!」
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ(´；ω；｀)ｳｯ…
炭「うああああああ！！！」
伊/貴「「…」」
煉『もうそんなに叫ぶんじゃない』
煉『腹の傷が開く君も軽症じゃないんだ竈門少年が死んでしまったら俺の負けになってしますぞ』
煉『こっちにおいで最後に少し話をしよう』
煉『思い出したことがあるんだ昔の夢を見た時に』
煉『俺の生家煉獄家に行ってみるといい歴代の"炎柱"が残した手記があるはずだ父はそれを読んでいたが…俺は読まなかったから内容がわからない君が言っていた"ヒノカミ神楽"について何か…記されているかもしれない』
炭「煉、煉獄さんもういいですから呼吸で止血してください…傷を塞ぐ方法はないんですか…？」
煉『無い俺はもうすぐに死ぬ喋れるうちに喋ってしまうから聞いてくれ』
煉『弟の千寿郎には自分の心のまま正しいと思う道を進むよう伝えてほしい父には体を大切にしてほしいとそれから』
煉『竈門少年俺は君の妹を信じる鬼殺隊の一員として認める汽車の中であの少女が血を流しながら人間を守るのを見た命をかけて鬼と戦い人を守るものは誰かなんて言おうと鬼殺隊の一員だ』
"胸を張って生きろ"
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彼方 | 作成日時：2019年11月20日 7時
