29話 ページ30
その後、探偵社はどうやら拠点を移す様で、私も一緒に着いていく
どうやらこの旧晩香堂は探偵社を設立する前に、探偵事務所の社長が使っていた物だという
その為、この場所を知っているものはごく僅かなのだとか
探偵社に着いて来たのはいいものの、暇すぎる
探偵社は組合に命を狙われている為、簡単に外出する事ができない
流石に引きこもりのプロッフェッショナルである私でも、根を上げてしまいそうだ
しかし私はそんな空間で遊びを見出した
それは今、探偵社の社長が使っている将棋の駒をドミノ倒しにする遊びだ
貴「あの....」
社長に話しかける
あまり話したことのない、社長に話しかけるなんて自宅警備員だった私にとっては、
どぎがむねむねだ
貴「その....将棋かしてくだしい..」
クソ噛んだ
福「将棋を指すのか?」
貴「ドミノ倒しに....」
福「ふむ」
社長は将棋の駒を、私に貸してくれた
貴「ありがとうございます」
私は社長が貸してくれた将棋の駒をもって、誰にも邪魔されそうに無い床に座る
集中して将棋の駒で、ドミノを築いていく
気づけば時間は1時間経っており、最高傑作を築いていた。
途中将棋の駒の数は少ないため、小銭や小物をドミノにしていた
貴「うお〜〜〜流石私!!!ふぅ〜〜〜〜〜〜↑↑」
社長はそんな私を後ろから腕を組んだ見ている
そんな社長と私を乱歩さんと与謝野さんはボーっと見ている
宮沢さんはというと、荷物を運んでいた
しかし宮沢さんが運んできた段ボールを床に置く振動で、
1時間掛けて築き上げたドミノが途中で倒れはじめる
貴「あぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!止まってぇぇぇっぇぇぇえええええ!!!」
しかしドミノは虚しく、すべて倒れてしまう
貴「・・・・・・・」
福「・・・・・・・」
江「・・・・・・・」
与「・・・・・・・」
宮「あれ?どうかしましたか?」
宮沢さんは笑顔でいう。
きっと私がドミノを築いていた事も、宮沢さんが倒したことも気づいていないのだろう。
貴「あ....いえ何も....」
涙目+プルプルと体を震わせながらになりながら言う
宮「そうですか、何かあったら言ってくださいね!!!」
貴「うん...」
宮沢さんは再び自身の仕事に戻る
そんな私を見ていた社長は、私の肩に手を当てて
福「うちの社員がすまぬ」
私は静かに首を横に振った
少ししていると、何かを感じた
貴「っあ....迎えが来た」
私はッスっと立ち上がり、入り口に向かった
江「どうやらお客さんの様だね」
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光華(プロフ) - 自宅警備員!神!!更新応援してます! (2021年6月1日 22時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 最高に面白い!更新楽しみにしています (2019年10月16日 18時) (レス) id: 58e9b0e574 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 初めましてー!文ストうまうまです(真顔)ちなみに今日1日放置してたスポーツドリンク飲んじゃって小中壊しましたw (2019年5月30日 0時) (レス) id: 0c6540a428 (このIDを非表示/違反報告)
ガールガール - すいません。19話ではなく18話でした。 (2019年4月24日 5時) (レス) id: 4b6999800d (このIDを非表示/違反報告)
ガールガール - 笑いが止まらないwwwww19話のトイレに行きたいってwwww漏れるってwwwwオチが面白すぎですwww腹筋崩壊しちゃいますよwww更新待ってますね (2019年4月24日 5時) (レス) id: 4b6999800d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまちび | 作成日時:2018年9月10日 18時