自宅警備員それは絶滅危惧種２【文豪ストレイドッグス】

２８話 ページ29

貴「色仕掛けだと!?確かに私はボンキュッボンだが、さすがに.....」
その言葉に太宰は私の凹凸の無い体を下から上へ見が、残念そうに首を振る
貴「見やすいように、目つぶしで風穴開けてやろぉか!?ん!?」



太「まぁまぁ落ち着き給えよ、Aちゃんが言っている意味はあまり共感はできないが、魅力的な女性だとは私も思うよ」
太宰はニコニコと微笑みながら、私に顎クイする
これが俗にいう顎クイというやつか....



太「姐さんは可愛らしい少女に弱くてね。そこでだ、魅力的な女性である君の出番という事さ」
貴「なるほど....っとはならないが!?」
尾「お主に色仕掛けされたら、私は....」
尾崎は顔を赤らめる



貴「っは!!!太宰さん、私に色仕掛けご教授いただけるだろうか...」
尾崎の可愛らしい反応を見た私は、やる気満々になるA
太「いいよ」
太宰と私は色仕掛け大作戦の為一度部屋を出る


１０分後・・・
▽▲▽▲ 作戦会議終了 ▲▽▲▽
尾崎のいる部屋の扉が開く
そこには、メイド服を着たAが現れた


貴「えー....と」
Aは部屋に入るか否やキョドキョドする
まさにその動きは洗礼されたコミュ障ならではの動き


太「さぁAちゃんさっき教えた通りに」
貴「うむ...任せろ」


貴「あ”あ”ぁぁぁぁ」
A念入りにチューニングし、覚悟を決めた顔で、尾崎に近づく

秘儀【 上目遣い 】を発動
貴「 紅葉お姉さま...Aにひ・み・つを教えてほしいな？」


尾「はぅ!!!」
尾崎は自身の胸を鷲掴みに、椅子から崩れ落ち、鼻血を出している
貴「っちょ、大丈夫？」
私は尾崎に駆け寄るが、尾崎は私を遠ざけさせようとする


尾「このままでは、私が死んでしまう。太宰Aを部屋から出してくれぬか」
尾崎はティッシュで鼻を抑えながら、太宰にそう告げる

太宰は私の背中に手を当て、部屋から押し出す
太「ありがとうAちゃんのおかげで、姐さんに精神的ダメージを与えられたようだ」
貴「っえ!?っちょ!!」


部屋から追い出されてしまった
貴「っえ....精神的ダメージってそんなにキモかった？まぁさすがにあれは引くよな、やりながら私も吐きそうだったし...こんな引きこもりでコミュ障で薄汚い腐りかけの小娘なんて見たら心筋発作起こすよな.....」




この出来事でAは、自分の醜さは人をも殺めてしまうほどのブスだと勘違いしてしまったのであった。
因みに太宰は、尾崎さんからポートマフィアの情報を聞きだせた様でした。

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