自宅警備員それは絶滅危惧種２【文豪ストレイドッグス】

１０話 ページ11

福沢社長の部屋からフィッツジェラルドさんとその部下が出てくる。
空気を読むにこれは説得が上手くいかなかった様で機嫌が悪そうな組合の皆さん



宮「お送りします」
武装探偵社のメンバーの宮沢賢治くんがビルの下までエレベーターで組合の皆さんをお送りする。





敦「Aさん大丈夫でしょうか？」
太「どうだろうね、一応Aちゃんにも異能力がある事だし、それにわざわざ中也の家にまで迎えに来たという事は何かしらの利用価値があるという事だろうから、安易に手を出さないだろうね」
敦「そうだと良いんですけど.....」
敦は心配そうに窓から外を見る





江「ねぇ君これ食べる？」
江「これはダメ!!これは僕の大好物だから!!」
乱歩さんの楽し気な声が聞こえる。どうやら誰かと話している様だ。
しかしお菓子好きの乱歩さんが誰かにお菓子を分けてあげるなんて珍しい


敦「乱歩さん誰と話しているんですか？」
敦は何げなく、乱歩さんのいる方を振り向く




江「う〜ん知らない〜」
敦「って!?Aさん!?」
組合に誘拐されて、武装探偵社に来ていた彼女が未だ武装探偵社にいるのだ
普通ならわざわざ誘拐したのだから連れて行くのが道理であろう
しかしここに未だ彼女はいる




敦「どうしてここに!?っえ!?組合の人もう行っちゃいましたけど.....」
貴「うん知ってる」
Aは乱歩さんから頂いたうんまい棒を方張りながら答える








貴「まさかこんな簡単な手に引っかかるとは、組合もお間抜けさんだな。この私自身の影の薄さを利用し......いや気配を消すという作戦に!!!!通称ミスデレクションだ!!!!!」

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