年頃の男子たち３ ページ29
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結局、いい解決策は思いつかないまま
朝を迎えた。
皆、気づいていない振りをしているが、寮の前には昨日のアイツが須凪を待ち構えていた。
『い、行かないと……』
麗「Aちゃん!! こういう時は勢いでキレていこう!!」
『……分かった!!はっきり断る!!』
まぁ、きっとできないんだろうけど。
そんなことは、ここにいる全員がわかっていた。
『じゃあ…なんか待ってるから……行ってきます』
不安な表情を一瞬見せたあと
すぐに明るく笑って寮を出ていく。
麗「Aちゃん!!そういうとこがいかんのに!!」
麗日が嘆いていた。
.
アイツらの話し声を中から盗み聞く。
「おはよう、須凪さん」
『お、おはよ』
「今日は寒いね。暖めてあげようか。」
麗日からおぇ…と聞こえた気がする。
個性使ってねぇのに。
もしや、本当に暖められてしまうんじゃ…とか心配したが、
『太陽がギラギラ照らしてるから大丈夫。』
なんとか回避。 いい感じだぞ、須凪。
「……そういえば今日、ヒーロー科は訓練なんだってね。頑張ってね。」
『あ、うん。ありがと。ていうか何で知ってるの?』
「Ｂ組に知り合いがいるんだ。ソイツから聞いた。」
『へぇ。』
「本当に怪我はしないでね? お願いだから。」
『大丈夫だよ。それに、怪我したって痛いのは私だけだし。』
そういう優しい微笑みが駄目なんだろ…!!!
心の中で叫んだが、当然須凪には届かない。
「駄目だよ…」
『え?』
「君が怪我をしたら僕の心が痛むんだ……。どうか怪我はしないで」
「………僕の為にも」
さっきより大きな音で
おrrrrrrrrと聞こえてきたのは気のせいじゃない。
とんだキザ野郎のせいで被害者が増えた。
これには須凪の顔もひきつっている。
だがしかし、それすら気がつかないキザ野郎は
「さぁ、学校へ行こう。」
『えと、そのことなんだけど＿』
「手、繋いで良いよね…?」
『ちょ、待っ』
「良いよね?」
『…………』
困った顔をして固まる須凪をもう見ていられない。
助けてやらなければ、と思い入口に向かおうとすると
ﾊﾞｧﾝｯ
誰かが豪快にドアを開けた。
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花帆 - 完結お疲れ様です！面白くて一気に読ませて頂きました(o>ω<o) 照れ豪くんかわいい(*´ω｀*) おまけも読めてうれしかったです♪ (2019年3月5日 4時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - ああああああ!!完結！しちゃったんですね!!お疲れ様でした!!もうちょっとイチャラブ見たかったななんて((お疲れ様でした！！（2回目） (2018年11月15日 0時) (レス) id: 979ef89926 (このIDを非表示/違反報告)
ミモ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!はぁ〜。かっちゃんといられた日々は幸せだったﾟ+｡(*′∇｀)｡+ﾟ(小説内で) (2018年11月14日 21時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - 絢音さん» コメントありがとうございます!! 嬉しいお言葉のおかげで、筋肉痛が治りそうです(笑)これからもよろしくお願いします (2018年11月6日 14時) (レス) id: 2ec071933c (このIDを非表示/違反報告)
絢音 - この小説めっちゃ好きなので、更新頑張ってください！いつも楽しみにしてます！ (2018年11月3日 21時) (レス) id: aa6be1e3d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴香 | 作成日時：2018年10月6日 18時
