【男主】異世界にクラスごと召喚されたんだが？2【オリジナル】

弟妹　第2話 ページ18

夏奈視点




A兄ちゃんが行方不明になってから、約1年が過ぎた。




初めは春さんを頼ろうとしたが、事故で亡くなっていた。




でも、春さんのご両親は私たちの支援をしてくれた。




春さんのお葬式には出席したが、冬弥はこっそりトイレで大泣きしていた。




そして、私たちは今、A兄ちゃんがもしもの時のために残しておいてくれたお金と、



料理や家事の仕方のノートを使って暮らしている。





学校にはちゃんと二人とも行ってるよ。




学校では私も冬弥も何もなかったかのように振る舞う。




だって。





こんな所で皆んなに心配させたくないしね。






あ、ちなみに私と冬弥はクラスが同じだし、席替えをしても大体隣になる。




私と冬弥は、授業中に授業どころじゃなくなる。




特に算数と体育。




算数は私と冬弥、両方苦手だったから、よく分からない事をA兄ちゃんに教えてもらっていた。






体育に関しては春さんによく冬弥が教え込まれいた。






私たちはこの二つの授業中に、昔の頃を思い出して、授業が頭に入らなくてなるんだ。







そんなこんなで、冬弥と共にぼーっと国語の授業を終える。





そして休み時間に入り、先生が教室から出て行く。






そして私と冬弥は先生の居ない教室で笑顔の仮面を顔に貼りつけて過ごす。





これが私と冬弥の日常。






こんな生活が続いてしまうのか。そう思っていた時。







フオォォン






突然床が光り、私たちはクラスごと、どこかへ飛ばされてしまった。








こんな状況でありながらも、私と冬弥は考えてしまった。





夏奈・冬弥「(これ、春さん/春師匠が熱く語っていた異世界転移、って言う奴？)」





(追記:冬弥君は春君の事を師匠と呼んで慕っています。)



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アンケート結果、A君と同じように召喚され、勇者になる。



が一番多かったです！




でも、投票数自体少ないですね、、。、、、





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