こんなモテ期はノーセンキュー【鬼滅の刃】

ノーセンキュー.10 ページ12

あれからずっと善逸くんが行かないって泣き叫んでたからお爺さんが張り手をかまして、やっと出発した。





『よし。着いたぜ！藤襲山！名前物騒！！！』





襲うなんて漢字入れなくてよかったよ。ハイキングでも行こうと思わんわ。





『(結構人数いるんだねー....わぁお。美人さんおるがな。すっごい笑顔)』





表情筋スゴそう。





『善逸くん。説明するっぽそうだからしっかり聞いとかないとそれこそ死んじゃうよ』


「聞く！聞きます！！！」





双子ちゃんが言うには鬼がわんさか居る所で七日間、つまりは一週間生き残れと。
いやマジで厳しいな。一週間って人が思ってるより長いんだよなー。





「____それでは行ってらっしゃいませ」


『行こうか』


「逝こうか！？」





流石にお爺さんみたいに張り手は無理なため、置いていくという手段を実行した所、見事成功しました！！！やったね！！





「Aちゃん、手を離しちゃ駄目だよ？絶対に離しちゃ駄目だからね？」


『戦う時は離すよ』


「それが駄目だって_____！Aちゃん！！前から鬼が来てるぅうううううう！！！」


『マジか！！善逸くんスゴいね！！！視力がいいの？』


「耳が良いんだけどそれは後で言うから今は逃げようよ！！！」


『前に？』


「後ろ！！！」





初めて善逸くんに怒られた。場を和ませる為のジョークだって。そんな半泣きでキレられるとは思わなかった。ごめんよ。

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