社長さんと社員さんの話。

＊ ページ35

ゆうたside

編集をやり終えた俺はスマホを開いた。
すると、AからLINEが来ていた。

Aやまとが刺されて運ばれた。〇✖病院にいるからほかのメンバーと来て。

そう書かれていた。何があったのか、知りたい気持ちは置いといて急いでほかのメンバーを集めAから知らされた病院へと向かう。

案内された手術室の前に行くと、ソファに座り込んでるAとAを慰めてるやまとの家族。

ゆた「どうした？」
A「わ、私のせい…。やまとが刺されたのは私のせい。ごめ、ごめんなさい、、」
ゆた「刺された理由を説明しろって！」
ついついきつく言ってしまった俺をひゅうががなだめた。

やまと母「さっき、Aちゃんが話してくれたんだけどね。今日Aちゃんの同窓会で元カレに会って、連れてかれそうになったときにどうやらやまとに助けを求めてやまと助けたけど、立ち去ろうとしたときにAちゃんを刺しそうになっていた元カレを、やまとがかばったんだって。」

ひ「そうなんすね。」
そうだったんだ…。だから、A。こんなに思い詰めて。
ゆた「さっきは、きつく言ってごめんな。俺も戸惑ってた。でも、今回の件はAのせいじゃない。その元カレのせいだろ。Aが思いつめる必要ねぇよ。」

あ「そうだよ。Aちゃんは悪くないよ。」
A「で、でも、やまとを呼んだのは私だし、こういうことになったのもわ、私のせいなんだよ‥」
ひ「あのさ、その元カレってどんな奴だったの？」
A「え、、？付き合ってたときは、、暴力と束縛が、グスッ激しかった、、、。その時も、やまとが、、、助けてくれた…グスッ」
それを言った瞬間、我慢していた涙をAは流した。

ひ「そっか、、。つらいこと思い出させてごめんな。」
やまと母「やまと、Aちゃんのことちゃんと守ってたんだね。」



その後、約3時間手術を行った末やまとは一命をとりとめた。
だが、生死を彷徨っていると伝えられた俺たちはとりあえず活動を一旦休止することに決め動画を撮りに一度帰ろうとしたが、Aだけは心を落ち着かせることができないようだった。

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