社長さんと社員さんの話。

＊ ページ32

やまとside

A、今頃同窓会で楽しんでんだろうな〜。
なんて考えてたら、AからLINEがきた。

A助けて

と来てた。すぐさま、位置情報を聞き送られてきた場所まで車で向かう。

お願い…。A。無事であってくれ。
何があったのかはわからないが、Aが危険なのはわかった。

10分ほどで送られてきた場所につき、周囲を見渡す。
すると、AとAの腕をつかみどこかに連れて行こうとしてる男。

ダッシュでAのところにむかい、Aの肩をつかみ俺のもとへと寄せる。
A「やまと！？」
？「はぁ？誰だよお前。」
や「あなたこそ誰ですか？俺の彼女に何してんすか？」
ついつい、彼女って言ってしまったが逃げるにはこの手しかない。

？「彼女？んなわけねぇじゃんｗ俺の彼女になったし。しかも、こいつから2人で抜けだそって言われたんすけどｗ？何勘違いしてんのｗ？」
なんだこいつ。Aがそんなことするわけねぇじゃん。

A「奏楽が無理やり連れてこうとしたんでしょ！」
こいつの名前は奏楽というらしい。ってかそんなことどうでもいい。

や「Aがこういってるんで。」
奏楽「はぁ？Aなんか可愛いだけが取り柄だろ。YouTube活動してるから付き合えば有名になれるだろｗ」
こいつがそう言った瞬間、俺の頭の中の何かが切れた。

や「何言ってんですか？もう、いいですよね？失礼します。」
立ち去ろうとした瞬間、男はポケットからナイフを取り出した。

男は、Aに向かって一直線に走っている。
俺はとっさに、Aの前に出た。

次の瞬間、おなかのあたりに痛みがきた。
お腹辺りを見ると血があふれてきている。

薄れゆく意識のなか、必死にAが叫んでいる。
や「伝えたいことが、、、」
もしかしたら死ぬかもしれない。だから、『好き』って伝えたいのに、、

この気持ちを伝えようとしたとき、俺は意識を失った。

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