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「しげ…？」




いつの日からか聞かなくなっていた声が、
俺の名前を呼んだ。






「…神ちゃん」




厚着をしていても寒い。
そういえば、カレンダーの数字が１２に変わっていた気がする。

こんなにも冬が寒かったなんて、隣にずっと君がいたから気づかなかった。





「…久しぶりやな」
「うん、久しぶり」




去年と、少し髪色が変わった目の前にいる親友は
ぎこちない笑顔を浮かべた。





「じゃあ」
「おう、じゃあ」






「またな」









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作者名：鵲 | 作成日時：2019年12月4日 11時

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