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「Aはさ、樹のなにが好きなの？」


『え？』


「いや、なんか樹ってほら、チャラいじゃん？
色々と不安にならない？好きでいても」




そう困った顔で聞いてくる舞華は悪気が無さそうで
どこか苦しそうに感じた






『不安、だけど、樹くんが私に笑ったり触れたりするだけで全部どうでも良いかなって思えちゃうんだ』




ふふ、と思い出しながら笑うと、すごいなって
ため息と共に言われた





「私もAみたいに強くなりたかった」





そう言う舞華の言葉で彼女の本心の気持ちにも
気づいてしまった









.









.









好き、なんだろうな


樹くんのこと

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作者名：かす | 作成日時：2021年4月12日 10時

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