今日:171 hit、昨日:95 hit、合計:207,833 hit
小｜中｜大
76 ページ26
・
「樹を好きなままでもいいよ。頼むから、もうお前の泣いてるとこ見たくねぇんだって」
分かってよ、。
そう言って抱きしめられた。
今、この腕を回せばきっと私は幸せになれる。
そんなことわかってるのに、口から出た言葉は
・
『ちょっとだけ、考えさせて』
だった。
・
・
「あっ、Aちゃん！さっきはごめん。でもいくら考えても俺馬鹿だから分かんなくてさ。ねぇ、1回話そ？」
学校で会った樹くんにそう言われた。
樹くんの顔はいつだったか ‘‘ ずっと好きでいて ’’ と言われた時と同じだった
『いま、は、話したくない』
ごめんね。ってそう言って横を通り抜けようとすると、だめ、って言葉と共に腕を掴まれた。
「今じゃないとAちゃんいなくなっちゃうでしょ？」
樹くんはどうしてこんなに鋭いのだろう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1340人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かす | 作成日時：2021年9月15日 1時
