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海人side
だからここには誰一人あの新人ちゃんを責める人なんていなかった。
もちろん廉も。
新人ちゃんが撮影終わり、謝りに来てくれたんだ。俺らの所に。
ミスばっかしてごめんなさい。って。
そんな新人ちゃんに、廉は笑顔で「大丈夫っすよ。誰にでもあるんすから」
そう優しい言葉を掛けてたし
俺らだってそう思った。
それから次の撮影時間までまだあるし
ってことで俺らは一旦家に帰った。
＊
＊
「じゃあ、行ってきます」
岸「おう。気を付けて行けよ〜」
「うん。ありがとう、帰り遅くなるから先にお風呂とかご飯とか済ませてていいから」
岸「分かった」
夜だけ。とはいえ日付は超えそうな撮影スケジュール。
見送ってくれた岸くんにそう声を掛けて
俺はマネさんの車に乗り込んで撮影現場に向かった。
＊
＊
＊
「あれ、家の電気付いてる…」
撮影が終わり、目が仲良ししちゃいそうなのを頑張って開けて
家に着くと、家の明かりがついてる。
けど、もう時間は深夜2時半を過ぎたころ。
あ…そういや
廉がドラマ撮影の後、ソロのバラエティー番組にラジオ収録があるとか言ってたっけ。
なんて眠い頭をフル回転させて思い出す。
「ただいま〜」
とはいっても他メンは寝てる時間。
起こしたらまずいから、小声でそう言って中に入る。
廉「あ、海人。おかえり」
「ただいま。お疲れ様」
廉「海人こそ。こんな時間まで」
「廉こそ、何時に帰ってきたの？」
廉「ん−？少し前」
そう言って俺のごはんも一緒に温めてくれる廉。
「そうだったんだ」
廉「おん。ほい、飯」
「ありがとう」
嬉しいな。こんな深夜に食べるご飯がぼっち飯じゃなくて。
廉が居てくれて。
なんてこの時の俺は呑気な事を考えてた。
廉はもうこの時既に、恐怖と戦ってたのに。
今思えば、この時既に異変はあったのに。
バカ、俺のバカ。この時の俺を殴りたい。
＊
＊
廉「風呂、先入ってき？」
「え、悪いよ。俺そんな汗掻いてないし」
廉「えーからえーから」
そう半ば強引に説得され
俺が折れてお風呂に入らせてもらった。
どうしたんだろう、と思いながらも
俺も疲れてたからそこで考えるのをやめた。
「お先〜。どうぞ」
廉「ありがと、先寝とき？」
「ん−ん、待ってる」
廉「そうか？分かった、行ってくるな」
俺が出るまで待たせてたんだもん。俺が先に寝るなんて
そう思ってリビングで待つ事に。
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黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんにちは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗こちらこそ。素敵なリクエスト下さりありがとうございます。勝手に女性恐怖症を入れてしまい申し訳ないです。これからも私なりのペースでの更新になりますが、覗きに来てくださると嬉しいです。 (2022年9月25日 8時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - ありがとうございます！ それと お話書いて下さりありがとうございます(^^) 女性恐怖症も追加して下さり 想像以上のお話でした！ とても感動しました。これからも黒瀬さんの作品楽しみにしてます！ (2022年9月24日 20時) (レス) @page43 id: f0755301c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗承知いたしました。お応えするまでかなりお時間頂きますが必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいです^^ (2022年9月24日 18時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - 黒瀬優花さん» はい！ それでお願いします🙇♀️ (2022年9月24日 12時) (レス) id: f0755301c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさんこんばんは☆コメント&リクエスト下さりありがとうございます。平野くん付き添い&看病という受け取りで大丈夫でしょうか？それでも大丈夫でしたら、書かせて頂きます！^^ (2022年9月23日 22時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2022年7月20日 20時
