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大吾side
「今は、いつもの大学病院に居って。点滴受けて、治療も受けて。入院することになった」
海(そんなに酷い状態なの?廉)
「おん、あばらと腰の骨を折ってるのと、全身切り傷や打撲が酷くてな…」
その言葉に、海人の泣く声が聞こえた。
紫(治るまでどれくらいかかりそうなの?)
「先生が言うには全治半年やって」
玄(そんなにっ、涙)
「おん。それでな…廉の事、いじめたやつらの事憎いと思う。けど、俺に任してくれへん?」
ずっと、、廉から話しを聞いた時から
ひっそりと決めとった事。
今回も廉を助けたい。そう思った。
紫(え…)
「わがままなんも分かっとる、けど、お前らには廉の傍に居ったって欲しいねん。片時も離れず」
紫(大吾…)
「お願いや。廉は1人で…俺やメンバーを守るために1か月間、自分の身を削ってきたんや。やから、今度は俺が助けたい。廉にはずっと助けてもらってばっかやったから…」
そう言うと、分かった。頼むね。大吾。と紫耀の言葉が返ってきた。
「ありがとうっ…」
紫(ううん。こちらこそ。教えてくれてありがとう。俺らも異変を感じてはいたんだけど、何かまで突き止められなかったから。助かった)
「全然…たまたま気づけただけやから」
きっと俺が気づかんかったら、絶対
紫耀が気づいてたと思うで。
*
*
それから皆も病院に来ることになったと話が纏まって電話を切った。
と、そのタイミングで渡辺先生が戻ってきた。
先「病室の準備が出来ました」
「ありがとうございます。メンバーにも今連絡がついて」
先「良かったです。廉くん、お部屋に移動するね〜」
眠ってる廉に優しく声を掛けながら
ストレッチャーを動かす先生。
俺も先生の後を追った。
*
*
先生に着いて歩く事数分
エレベーターに乗り込んで先生は12階のボタンを押した。
先「ここが廉くんの病室です」
「特別個室A…」
先「はい、ここのフロアは特別な患者さんしか入院できませんので、外部に情報が洩れる事もないかと…」
そんな事まで配慮してくださって…ホンマ助かる。
「ありがとうございます」
先「いえいえ」
先生と一緒に病室に入って
俺は邪魔にならん場所に立って廉がベットに移動する様子を見守る
先「よしっと。大丈夫かな?」
先生はそう言いながら、点滴と酸素を確認して
俺に痛がったり、呼吸がしんどそうだったら
遠慮せず呼んでください。と言葉を残して病室を出た
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黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんにちは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗こちらこそ。素敵なリクエスト下さりありがとうございます。勝手に女性恐怖症を入れてしまい申し訳ないです。これからも私なりのペースでの更新になりますが、覗きに来てくださると嬉しいです。 (2022年9月25日 8時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - ありがとうございます! それと お話書いて下さりありがとうございます(^^) 女性恐怖症も追加して下さり 想像以上のお話でした! とても感動しました。これからも黒瀬さんの作品楽しみにしてます! (2022年9月24日 20時) (レス) @page43 id: f0755301c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさん、こんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです汗承知いたしました。お応えするまでかなりお時間頂きますが必ず書かせて頂きますので待っててくださると嬉しいです^^ (2022年9月24日 18時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーこ - 黒瀬優花さん» はい! それでお願いします🙇♀️ (2022年9月24日 12時) (レス) id: f0755301c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ぴーこさん» ぴーこさんこんばんは☆コメント&リクエスト下さりありがとうございます。平野くん付き添い&看病という受け取りで大丈夫でしょうか?それでも大丈夫でしたら、書かせて頂きます!^^ (2022年9月23日 22時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2022年7月20日 20時