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廉side
廉「え、母さん？」
廉母『そうだよ。最近電話できてなかったけど元気にしてた？』
廉「おん、体調は崩したりするけど、メンバーおっててくれるから」
廉母『そう、よかった』
電話の相手は紛れもなく自分の
母親で。
デビューしてから、ほとんど
電話もメールも入れてへんかったから。
久しぶりの母さんの優しい声に
泣きそうになる。
廉「母さんも元気しとった？」
廉母『もちろん！母さんは元気なのが取り柄だからね』
母さんの元気そうな声を聞けて
俺も安心した。
廉母『廉、ごめんね』
といきなり声のトーンを下げて
そう言ってきた。
廉「え？」
突然の発言に上手く言葉がでえへん。
廉母『あの時の会話。聞いてたんだよね。その会話を聞いちゃったから廉、嘔吐恐怖症になっちゃったんだよね…』
そう言った母さんの声は
少しだけ震えてた
廉「ちゃう！母さんたちの、せいやないっ」
廉母『んーん、お母さんたちのせいなの。でもね廉、今更言っても言い訳にしかならないけどね。あの時実はね廉に対して言った訳じゃないの」
廉「え…？」
そしてあの時の事を教えてくれた。
あの日母さんは疲れもあって少し
イライラしてもうてたらしい。
で、そこに仕事で帰ってきた父さんが
2日連続で服を汚して帰ってきたのに
謝りもせず、洗濯機に入れて回してもうて
他の服も汚れてもうたことに怒ったらしい
それを俺が聞いて自分のことやと
思ってたらしい。
廉「そう、やったんや…」
廉母『うん、ごめんね？廉を苦しめるような言い方しちゃって』
廉「ううん、俺の勘違いやったみたいやし、原因分かったから、ありがと」
分かったところで俺の嘔吐恐怖症が
治る訳ちゃうけど
でも、俺に対してやないって
分かったから比較的楽になったと思う。
廉母『廉。そう言ってくれてありがと。あ、たまには家に帰ってきなさいよ？』
廉「おん、正月とかお仕事落ち着いたら顔出すわ」
廉母『うん、体気をつけてね。またね』
そこで話は終わりになった
海「ごめんね、勝手に」
廉「ううん」
海「俺、なんとなくだけど廉のお母さんやお父さんがそんな事言う人じゃないんじゃないかなって思ってさ。廉が寝てる間に電話して聞いたからそう言ってたから」
そうやったんや。
けどほんまに俺に対してやないって分かった
だけでこんなに楽になれるもんなんやな
廉「2人ともありがと」
海「廉」
それから雑誌の撮影のため
部屋を出た
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#Rose(プロフ) - 黒瀬優花さん» はい！こちらこそ♪ (2020年11月13日 21時) (
レス) id: 5074e88588 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - #Roseさん» はじめまして。コメントありがとうございます。そうなんですね、私の作品で安心してくださると言ってくださりありがとうございます。こちらこそ、お読みいただきありがとうございました(^^) (2020年11月13日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
#Rose(プロフ) - コメント失礼します。私も実は嘔吐恐怖症なので廉くんと共感することができて嬉しかったです笑 あと、自分が廉くんになった気持ちで海ちゃんに慰めてもらえていたのでなんだか読んでいて安心しました…ありがとうございます泣 (2020年11月13日 20時) (レス) id: 5074e88588 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - 音さん» そうなんですね！じぐいわいいですよね(^^)♪ (2020年11月3日 16時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 黒瀬優花さん» じぐいわーるどは誰も入れない魔法の世界です(笑) (2020年11月3日 16時) (レス) id: 705d2458c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2020年10月22日 17時
