マネージャーの、山田です。

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涼介side



騒がしいまま、会場に到着した俺ら。

涼「外にもうメイキングのカメラあるからねー」

雄「今回は俺らビデオ撮らないんだよね」

涼「うん。今年は身近なスタッフさんとかが撮って、より近い距離にJUMPを感じてもらおうって。…………裕翔の案でね」

裕「皆カメラ回すの忘れるしねっ」

前までは会場ごととかでメンバー内の撮影者を交代してたけど、今年は携わるスタッフさんが撮ることに。

もちろんカメラに写ることはないし、スタッフさんも快くOKしてくれた。

…………そしてなんと、俺と秀さんも撮るんだってさ。

大「ワクワクしてきたーっ」

侑「さっきからしてんじゃんうるさいな」

大「なっ……」

皆のテンションも、なんとなく上がっているのが分かって。

俺も、少しざわざわする胸を撫でた。

………車を降りたところで、メンバーが続々とカメラに挨拶をしていることが分かる。

とうとう、始まったんだ。

楽しみだなぁ………



秀「山田、はい」

涼「…………なんですかこれ」

秀「メイキングのカメラだよっ」

涼「あー！……意外とショボいですね」

手におかれたのは、ご家庭に1台はありそうな、普通のビデオカメラ。

DVDになるくらいだから、もっとちゃんとしたやつかと思ってたけど。

文句あるか？と半ば脅しのように言ってくる秀さんに、ぶんぶんと首を振った。

今は………メンバーは、楽屋についてのんびりタイム。

ケータリングを楽しんでるメンバーもちらほら見える。

………早速回しちゃおうかな。

俺が回したところ全部が使われるわけじゃないだろうし、多く撮るに越したことはないだろ。

そう思って電源を入れて、録画ボタンを押した。




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今回のお話は、一応病系は入らない……“予定”です。
後になって病系入れたくなったときに困らないように、断言はしないでおきます。←

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