マネージャーの、山田です。

苦手なもの ページ17

涼介side



涼「おはよう」

雄「んー……はよ」

涼「眠そう〜〜」

ケラケラ笑って、アクセルを踏む。

今は12時。今日は割りとのんびりした日程だ。

なのに………なんで眠そうなの、雄也。

涼「寝ててもいいよ」

雄「え〜…でも腹減った」

涼「子供か。パン買ったけど食う？」

雄「貰うわ」

運転しながら、助手席にあった袋を後部座席へ渡せば、どれにしようかなーと袋を漁る雄也。

顔は大人びてるくせに、スタイルはいいくせに、声はカッコいいくせに……中身はちょっと子供で、思わずクスッと笑ってしまう。

雄「見て山田、これめっちゃうまそう〜」

涼「見てって言われても俺が買ったっつってんの！」

車内にはふたりきりだけど、リラックスした空気で現場まで向かっていた。




涼「んーっ……offがなくなった…大丈夫かな」

雄「誰？」

涼「大ちゃん」

楽屋につき、雄也はすぐに衣装に着替え始めて。

俺はその間に、電話でスケジュールを調整していた。

……4日後の大ちゃんの休暇、無くなっちゃったな…何か予定あったかな………

雄「メイク行ってくる〜」

涼「はいよ」

そう言って爽やかに楽屋を出ていった雄也。

脱ぎっぱなしのジャケットをハンガーにかけて、サッと掃除だけしておく。

今のうちに大ちゃんに連絡しよ……

そう思って、スマホを取り出そうとした……その時。

楽屋の扉ががちゃっと開いて、思わず動きを止めた。

………一瞬雄也かと思ったけど、雄也にしては明らかに早い。

「あ……山田さん、どうも〜」

涼「あっ、お世話になっております…！」

「こちらこそです〜」

扉の方を見ていれば……そこに立っていたのは、いつも皆のメイクをしてくれている河田さんという方だった。



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更新しばらく遅れて申し訳ないです……！
ちょーーーっとした体調不良と、若干のスランプでございました……
私事ですが、ワクワク学校にいって参りました！
仲良しな病系作者(←)さんなど、色々な方に会えました…！会ってくれた方ありがとうございました〜！！

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