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〜7〜 ページ9

Aside


今から移動教室。

まだそんな道が分からず、梓と行こうと思っていたのに、梓は先生の手伝いで先に行ってしまった。

うぅ…どうしよう…

一人で行って迷わない自信はない。

涼「…Aちゃん?どうした?」

皆が徐々に移動し始めてるなか、私だけ動かないので、不思議に思ったのか涼介と侑李が近づいてきた。

貴「あ…いや、梓が先いっちゃってです迷ったらどうしようかなぁと思って」

侑「じゃあ連れてってあげるよ。僕たちしかいないし」

ここで遠慮してもどうせ迷うし、お言葉に甘えて一緒に行くことにした。

他愛もない話をしながら階段を下りる。

涼介が真ん中にいて、右に侑李、左に私。

うわぁ、これは女子に見られたらヤバイだろうな。

うちのクラスの女子は比較的優しいけど…

先輩とか絶対目つけられる。集団リンチされちゃったりして。

まぁ、そうなったらそうなったでいいや。

貴「ねー、まだ降りるのー?」

侑「まだって、まだ1階分しか降りてないじゃん」

そーだけどぉ…

ぶーとふくれながら階段を下りていた、そのとき。

貴「…っ!?」

階段を踏み外し、体が傾いた。

ヤバイっ…!

瞬時に目を瞑った、その瞬間。

涼「危ない!!」

涼介が腕を出し私の体を支え、そのまま床に一緒になって叩きつけられた。

幸い、残りは四段しか無かったので大きな怪我はしなかったけど、私は涼介の上に乗っかってる状態。

侑「二人とも、大丈夫!?」

侑李の声で、慌てて涼介から離れる。

貴「ごっごめん!大丈夫!?怪我してない!?」

ふと床に目をやったら、今まで涼介がつけていたピンが落ちていたので、はいっと涼介に渡す。

涼介はピンがとれたおかげで、前髪が左に流れていた。

それを見て顔色を変えたのは、侑李。

侑「…!涼介…?」

涼「…あ"?」

侑「…涼雅…」

涼雅…?

涼介を見てビックリした。

瞳は焦げ茶から真っ黒に染まり、険しい表情になっていたから…

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楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!テストはもう忘れてしまいましょうー!!笑 (2016年6月1日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 楠木りずむさん» いえいえ!いつも更新楽しみに待ってます!テストの結果がどうなるか・・・緊張しますね (2016年6月1日 22時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» 初テストですか!!それはそれは…私はいつもテストよりテスト返しが緊張します笑 変なところで切ってしまってすみません(^_^;)お話を考える時間がなくてですね…明日また更新しますので…!( ̄ω ̄;) (2016年6月1日 21時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 私の学校はテスト終わりました!初テストだったので凄く緊張・・・。てか、こんなところで切られたらめっちゃ続き気になっちゃいます笑 (2016年6月1日 21時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 向日葵(*‘∀‘)さん» ありがとうございます!実は木曜日からテスト始まってるんです汗 お互い頑張りましょう(^_^;) (2016年5月22日 20時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作成日時:2016年5月4日 8時

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