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〜4〜 ページ6

Aside


「おー、気持ちぃー」

屋上は、心地よい風が吹き抜けていて、私の髪をふわりとなびかせた。

暑くも寒くもないし、天気もいい。

前の学校は屋上立ち入り禁止だったから、少しワクワクする。

「ふぅー」

金網に背中を預けお弁当を開けながら、山田涼介くんのことを考えていた。

「なんなんだろあれ…」

ただの変なやつなら、別にそれでもいいんだけど。

卵焼きを口に入れたとき、ガチャっと屋上の重い扉が開いて目を向けた。

?「あれー?女の子いるー」

優しそうな、高身長の男の人が入ってくる。

後ろからも、ぞろぞろと人が出てきて…

最後に出てきたのは、なんと知念くんと涼介くんだった。

涼「あ、Aちゃんじゃん」

侑「ほんとだー」

9人、いる。

みんなイケメン。

これが…9人の王子様なんだろうなとすぐ分かった。

?「知り合い〜?」

涼「同じクラス。転校生だよ」

ここってもしかして、この人たち専用の場所なのかな??

誰も来ないし…

貴「す、すみません。ここにいたら私邪魔ですよね」

?「あ、別にいいよ?」

自然と私を囲んで座る9人。

え、なにしてんの??

帰るに帰れないんだけど。

もういいや、と思って、ミートボールを口に運ぶ。

?「珍しいよね。僕らをみても何も言わないなんて」

?「確かにっ!」

この学校の女子生徒は皆、9人に対してキャーキャー言うから、逆に私は珍しいみたい。

?「それに、屋上にいるのも珍しいね。屋内のどこかで食べてるって公表してるから、女子は皆校舎をうろうろしてるのに」

?「てかさ、俺らのこと分からないんじゃないの?」

貴「まぁ、名前は知らないですね」

私は珍しいのか?

確かにイケメンだけど、それよりも山田涼介くんのことが頭から離れないだけなんだよね。

涼「女子に囲まれてたのに、よく逃げてこれたな」

貴「まぁねっ」

苦笑いしながら聞いてきた涼介くんに、少しドヤ顔しながら答えた。

?「ではっ!自己紹介をいたしましょー!」

え、まって、どういう展開?

突然、八重歯が特徴的な男の人が立ち上がりそう言った。

え?と言った私をよそに、自己紹介が始まった。

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楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!テストはもう忘れてしまいましょうー!!笑 (2016年6月1日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 楠木りずむさん» いえいえ!いつも更新楽しみに待ってます!テストの結果がどうなるか・・・緊張しますね (2016年6月1日 22時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» 初テストですか!!それはそれは…私はいつもテストよりテスト返しが緊張します笑 変なところで切ってしまってすみません(^_^;)お話を考える時間がなくてですね…明日また更新しますので…!( ̄ω ̄;) (2016年6月1日 21時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 私の学校はテスト終わりました!初テストだったので凄く緊張・・・。てか、こんなところで切られたらめっちゃ続き気になっちゃいます笑 (2016年6月1日 21時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 向日葵(*‘∀‘)さん» ありがとうございます!実は木曜日からテスト始まってるんです汗 お互い頑張りましょう(^_^;) (2016年5月22日 20時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作成日時:2016年5月4日 8時

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