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涼介side
涼「んっ…はぁ…だる…」
気づくとそこは、変わらず俺の部屋。
記憶がないからずっとここにいたような感じだが、時計の針が進んでいるため、涼雅が偵察を終えたんだろう。
…ご丁寧にスウェットに着替えてくれている。
優しいんだか優しくないんだか。
若干目眩がしたけど、あまり気にせず机に向かう。
そこにはたくさんの資料と、あの手帳が置いてあった。
それをパラパラとめくる。
『11月10日』
そのページでピタリと手を止める。
そこには、あいつと一人の男との会話と、それらを聞いた涼雅のまとめの文が書かれていた。
『山田ひろ子はアジトをまた変えるようだ。
前のアジトで人を殺したかららしい。
恐らく殺されたのは、どこかのスパイかなにか。
次のアジトの場所はよく分からなかった。
けど、会話にあるように男の麻薬取引場所が分かれば明らかになる。
またすぐにアジトを移すかもしれない。早めに調べとけ』
涼「うん、上出来じゃん。さすが涼雅」
俺は少し口角を上げる。
調べなきゃな。
早速パソコンを立ち上げて、男について調べる…けど。
涼「んー…分からんな」
普通の調べものならある程度出来るものの、ハッキングとかは無理。
体力が持つか分からないが、涼雅の言うとおり早めにした方がいいと思って、ハッキングが出来る涼也に頼むことにした。
手帳の隣にメモ書きを置いて、俺はまたピンを取った。
涼也side
涼「んぅ…」
最初に感じた倦怠感。
もう…何回人格変わったんだろ。
ふぅ、と息をついて、目の前にあるメモ書きを見る。
『涼雅が偵察行ってくれた。
悪いけど、そこに書いてある男について調べてくれる?
キツイだろうけど、頼んだ!
涼介』
涼「うぅ…しょうがない、やろっと」
あのお母さんの復讐に貢献出来るなら、頑張らないと!
早速手帳を開いて、今日の偵察のページを開く。
涼「んーっと…ここのカジノの来店履歴は…」
もう深夜にも関わらず、僕はパソコンを操作して調べ始めた。
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楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!テストはもう忘れてしまいましょうー!!笑 (2016年6月1日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 楠木りずむさん» いえいえ!いつも更新楽しみに待ってます!テストの結果がどうなるか・・・緊張しますね (2016年6月1日 22時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» 初テストですか!!それはそれは…私はいつもテストよりテスト返しが緊張します笑 変なところで切ってしまってすみません(^_^;)お話を考える時間がなくてですね…明日また更新しますので…!( ̄ω ̄;) (2016年6月1日 21時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 私の学校はテスト終わりました!初テストだったので凄く緊張・・・。てか、こんなところで切られたらめっちゃ続き気になっちゃいます笑 (2016年6月1日 21時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 向日葵(*‘∀‘)さん» ありがとうございます!実は木曜日からテスト始まってるんです汗 お互い頑張りましょう(^_^;) (2016年5月22日 20時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楠木りずむ | 作成日時:2016年5月4日 8時