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少しショッキングかもしれません…苦手な方はご注意下さい。
涼介side
あれは小3の夏…俺と侑李は最初、田舎に住んでいた。
太陽がジリジリと俺たちを照らし、蝉も忙しなく鳴く8月半ば。
夏休みは毎日毎日遊び回ってた。
宿題もいつも友達とやっていた。
…できるだけ、家に居たくなかったから。
侑李も事情を知っていたから、いつも俺に付き合ってくれてた。
涼『ただいま…』
門限の時間になり、仕方なく家に帰ってくれば、いつも聞こえる両親の大きな声。
父『てめぇ、いい加減にしろよ!』
母『そっちこそ毎日毎日!』
相変わらず、俺のただいまに返事はない。
ていうか、多分俺が帰ってきたことに気がついてなかっただろう。
床には散らばったガラスなどの破片。
約2ヶ月前から毎日毎日喧嘩をしていても、俺らの家は近所は自然以外何もないところで近所迷惑にもならない。
だから余計にヒートアップするんだ。
幼いながら、近いうちに離婚するんだろうな…とは考えていた。
離婚したらどっち側に行こう…それとも、施設に預けられるかな、なんて。
でも…
その生活の結末は、俺の想像をはるかに超えた…
いつものように、門限ギリギリまで遊んでいた俺。
重い気持ちで玄関の扉を開けようと手をかけたとき、中からはいつものような声ではなく、奇妙な声が聞こえた。
母『あっはははははははは!!』
笑い声…?
仲直りでもしたのかな、と思った。
だけど…それにしてはなんだか狂ったような笑いで、父さんの声も聞こえない。
電気もつけてないみたい。
母『ははははっ!あっははは』
得たいの知れない恐怖を抱きながら、おそるおそる扉を開いた。
母『ははははははははははははははは!!』
狂ったような笑いはよりクリアに聞こえてくる…
そこには…
血だらけのナイフを持つ母。
その目の前で…血の海のなかに横たわる父。
いや、もはや父なのかも分からないほど無惨な状態…
目は白目をむき、変な方向に体は曲がっていて、いろいろなところからどす黒い血を流し…
内蔵も飛び出ていて、開いた口からは折れた血まみれの歯…
グチャっグチャっ
母『あっははははははは』
もうピクリとも動かない父を、母は笑いながら何度も何度もナイフを降り下ろしている。
その服は派手に返り血を浴びていた。
木造だった俺の家のリビングは、真っ赤に染まっていた…
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楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!テストはもう忘れてしまいましょうー!!笑 (2016年6月1日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 楠木りずむさん» いえいえ!いつも更新楽しみに待ってます!テストの結果がどうなるか・・・緊張しますね (2016年6月1日 22時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» 初テストですか!!それはそれは…私はいつもテストよりテスト返しが緊張します笑 変なところで切ってしまってすみません(^_^;)お話を考える時間がなくてですね…明日また更新しますので…!( ̄ω ̄;) (2016年6月1日 21時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 私の学校はテスト終わりました!初テストだったので凄く緊張・・・。てか、こんなところで切られたらめっちゃ続き気になっちゃいます笑 (2016年6月1日 21時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 向日葵(*‘∀‘)さん» ありがとうございます!実は木曜日からテスト始まってるんです汗 お互い頑張りましょう(^_^;) (2016年5月22日 20時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楠木りずむ | 作成日時:2016年5月4日 8時