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Aside


梓「Aーーーーー!!!」

貴「うぇ!?」

帰り。

鞄に荷物をつめて帰りの用意をしていたら、いきなり梓がとんできた。

梓「ねっ、ねっ、何があったの!?」

いやいや、こっちの台詞!!

訳が分からずポカーンとしていると、隣にいた涼介が声をかけてきた。

侑李も近づいてくる。

涼「A、今日薮くんが集まってって。初仕事だな!」

貴「えー、わかっ…え、生徒会室ってどこ?」

はー、と呆れたような涼介。

悪かったな方向音痴で。

涼「下駄箱の隣。俺らは先にやることあるから悪いけどいくな」

侑「分からなかったら連絡してねー」

そう言い残し、涼介たちが教室から出ていく。

梓「…ねぇ!今のこといってんだけど!?」

貴「え?」

梓「なんでいきなりあんな仲良くなったの!?生徒会ってなに!?いつから呼び捨てで呼ばれてるの!?」

目をキラキラと輝かせて聞いてくる梓。

涼介の多重人格を知ってしまったからです。

なんて、言えるはずもなく。

貴「いやー…あのー、生徒会に入ることになりまして…」

梓「…は!?どうして!」

どうしてって言われてもなぁ…

貴「わ、私も分からないんだよねー…」

うわー…これ以上問い詰められたら私…

梓「へー…凄いね!!羨ましい!」

良かったーーーー!!問い詰めらなくて!

梓「皆生徒会に入りたくて仕方ないんだよー!でも生徒会には誰も入れさせてもらえなくて…あっ、もしかしたら…あんまりあの9人に興味がなかったから入れさせてもらえたのかも!」

貴「あ、あはは…」

な、なんとかごまかせたかも…?

下駄箱までは梓ときたし、迷わずに生徒会室にたどり着けた。

別れ際、梓が、

「ねぇ、気をつけてね?いくらあんたが興味なくても、先輩とかはAを良くは思わないだろうからさ」

って言ってきた。

…まぁ、そうだろうな。

それなりの覚悟はしてるつもり。

にしても、うちのクラスの女子は本当に優しいな…皆はグチグチ言ったりしないし、梓は心配までしてくれるし。

梓にお礼をいって別れる。

庶務ってどんな仕事すんの…?

めんどくさいのだったらやだなー…

そう思いながら、生徒会室のドアを開けた。

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楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!テストはもう忘れてしまいましょうー!!笑 (2016年6月1日 22時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 楠木りずむさん» いえいえ!いつも更新楽しみに待ってます!テストの結果がどうなるか・・・緊張しますね (2016年6月1日 22時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - ゆんさん» 初テストですか!!それはそれは…私はいつもテストよりテスト返しが緊張します笑 変なところで切ってしまってすみません(^_^;)お話を考える時間がなくてですね…明日また更新しますので…!( ̄ω ̄;) (2016年6月1日 21時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 私の学校はテスト終わりました!初テストだったので凄く緊張・・・。てか、こんなところで切られたらめっちゃ続き気になっちゃいます笑 (2016年6月1日 21時) (レス) id: 2a004216ef (このIDを非表示/違反報告)
楠木りずむ(プロフ) - 向日葵(*‘∀‘)さん» ありがとうございます!実は木曜日からテスト始まってるんです汗 お互い頑張りましょう(^_^;) (2016年5月22日 20時) (レス) id: 9a431af939 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠木りずむ | 作成日時:2016年5月4日 8時

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