林檎を素手で潰したい ページ34
まぁ…今問題は、そこじゃなくて
Aを狙ってるやつが潜んでる事実や。
Aは、見られてる“気がする”って言ってたけどAの察知能力は、俺が認めるし実際そういう人間がいるってことで間違いないだろうからな。
zm｢ちょっと俺、用事思い出したから行くわ｣
ut｢なんや、急にスイッチ入るやんお前｣
zm｢大先生、Aから離れんといてな｣
ut｢あ、ハイ｣
｢お兄ちゃん…｣
不安げに見上げるAの頭を撫でて俺は、その場を後にした。
＊＊＊＊＊＊＊＊
tn｢ちょっとゾムどこやゾム！！！｣
rbr｢これは、派手にやったなぁ｣
kn｢ぶわっはっはっはっ！確かに派手やな！｣
広場に大勢の人集り。
その中心に俺が締め上げたAのストーカーが丸太に縛りつけられて気絶してる。
トントンが俺のこと呼んでるけど、後で説明するとして今は、ただ遠くからその景色を眺めた。
フッ、いい見せしめになったわ。
ヤツは、パンイチ。
全裸にしなかっただけ良しと思えって話。
で、首には、ボードがぶら下げてあって
『Aに付き纏ったら何処に隠れても必ず見つけ出してこうしてやるから覚えとけ ゾム』
と書き残しておいた。
これでもう不埒な輩は、現れないはずや。
例え現れたとしてもAのバックには、俺がついてるんだってことを何度でも分からせてやる。
｢お兄ちゃん、やりすぎだよ｣
｢あ、A｣
｢捜したよ、こんな所にいたんだね｣
｢ほんまAには、俺の居場所すぐバレてしまうなぁ｣
｢お兄ちゃんの妹だもん、舐めないでよね｣
眺めるのをやめて、いちいち可愛いAの頭をよしよしと撫でる。
｢俺約束破らんかったやろ？ちゃんと殺さずに始末したで｣
｢そんなキラキラな笑顔で言われても…。でも、そうだね、ありがと！｣
｢あのとき、俺が捕まえるって言った後のAの返事が曖昧やったから心配なんやろな〜と思って｣
｢違うよ、あのね！いつまでもお兄ちゃんに頼ってたらいけないなと思って素直に返事出来なかっただけ…。でも結果的にまたお兄ちゃんに助けられちゃったけどね｣
はにかむAの笑顔が俺の心臓を射抜いた。
そういうことか…！！
俺のこと信用してないだけかと…！
俺は、アホか！？いやアホや！！
こんなにもピュアで兄思いの妹他におらんわ！
もう一生Aのこと守って生きていこ。
｢お兄ちゃん大丈夫？おーい｣
ーENDー
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あいまいアイン(プロフ) - 久々に読み返しにきました！何度見てもニヤニヤが止まりません... (4月9日 11時) (
レス) id: cc2cd4c541 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - チェリーさん» (ゆ、遺言…だと！？) ありがとうございます！嬉しくて溶けます…！あとお返事遅れて申し訳ない…！！(土下座) (2020年8月30日 18時) (レス) id: 65cc5437ad (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 最高でした(遺言) 可愛さで語彙力溶けましたわ… (2020年3月4日 11時) (レス) id: 8ac09bc0e3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - mo4さん» う、うれしい…！！ (2019年9月22日 20時) (レス) id: 62bd964a7d (このIDを非表示/違反報告)
mo4 - か、かわいいかよ… (2019年9月21日 19時) (レス) id: c8f50611df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ丸 | 作成日時：2019年5月2日 12時
