初めましての日 ページ27
｢今日は、ゆっくりしといたらええ。あとまだ直接紹介しきれてないやつらは、そいつらが任務から帰ったら改めて紹介していくから安心してくれ｣
｢ありがとうございます！トントンさん！｣
｢なんかフレッシュやな｣
トントンは、咳払いをして照れくさそうに部屋を出ていった。
一息ついたAは、次こそは、あの賑やかな雰囲気に飲まれないように頑張ろうと意気込んだ。
そして時刻は、昼過ぎ。
ぐぅ…と腹の虫が鳴る。
｢なんか食べよう…｣
丁寧に案内してくれたトントンに感謝して食堂までの道程を散歩感覚でのんびりと歩いて行く。
食堂は、とても賑わっていた。
雑音の中から自分の名前を呼んでいる声がする。
視線で声を辿るとコネシマとロボロのコンビが手招きをしているのが目に入った。
こっち来て座りィ！と再度呼ばれて、Aは、早足で二人の座るテーブルに向かった。
｢隣失礼します！｣
kn｢おう！ええで！それよりなんか今犬みたいやったな｣
rbr｢な、俺もそう思ったで｣
｢ん？どういうことですか？｣
kn｢Aからしっぽの幻影が見えてたんや、しかも思いっきりブンブン振ってるやつな｣
rbr｢そうそう！｣
｢し、っぽ…ブンブン…｣
途端に顔を真っ赤にさせるA。
まさかそんなに分かりやすく喜んでたなんて夢にも思わず机に顔を突っ伏した。
kn｢はっはっはっはっは！え、もしかして照れてる？なんか耳まで赤いでA｣
コネシマもロボロもゲラゲラ笑っている。
感情が表に出やすいのは、自分の悪い癖だとAは、後悔した。
Aが羞恥から抜けられずに恨めしい目で向かいに座るロボロを見上げれば、その肩越しにぼんやりと緑の影が見えた。
目のピントを合わせて見ると緑のフードを被った男がたった1人で空になった皿のタワーを積み上げているところだった。
kn｢もしかしてゾム見てんの？｣
その声にハッと我に返り、挨拶がまだ…と控えめに言うと、コネシマが首を横に振った。
kn｢今は、やめといた方がええで。任務から帰ったばっかで気が立ってるし、食うのに夢中やからな｣
rbr｢ゾム今回めちゃくちゃ激務やったらしいからな｣
｢そ、そうですか…｣
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あいまいアイン(プロフ) - 久々に読み返しにきました！何度見てもニヤニヤが止まりません... (4月9日 11時) (
レス) id: cc2cd4c541 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - チェリーさん» (ゆ、遺言…だと！？) ありがとうございます！嬉しくて溶けます…！あとお返事遅れて申し訳ない…！！(土下座) (2020年8月30日 18時) (レス) id: 65cc5437ad (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 最高でした(遺言) 可愛さで語彙力溶けましたわ… (2020年3月4日 11時) (レス) id: 8ac09bc0e3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ丸(プロフ) - mo4さん» う、うれしい…！！ (2019年9月22日 20時) (レス) id: 62bd964a7d (このIDを非表示/違反報告)
mo4 - か、かわいいかよ… (2019年9月21日 19時) (レス) id: c8f50611df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ丸 | 作成日時：2019年5月2日 12時
