そして彼に惹かれていった

惹かれる＿10 ページ11

最初の短い前奏に合わせて、ジミンが深く息を吸うのがわかる

ステージ裏から見ていて、初めて聴いた時のことを思い出していた

最初の一音、かすれ気味の色気を含んだ、芯のある『ね』という一語

その音に反応したかのように動き始めるダンス

それからの動き、声、全てに魅了された

自身の歌、ダンスをいっぱい練習した

あんな風になりたいって、ファンのみんなを今の僕のような感情にしたいって思ったんだ

俺の頑張る元、根源みたいなものなんだ


「合図出したらHNくんはいってね」

「わかりました」


いつもより緊張しているのがわかる

まだリハーサルなのに、とか思うけど、合わせるのがこれで初なんだ

お互い予定がね、ちょうど詰まってる時に提案されたからね

せいぜい各グループ、といっても俺は1人なんだけど、練習するくらいの時間しかなかった


「ここからステージ入って。テヒョンもあの円を作ってるから、テヒョンの代わりにセンターで歌って、グクの中央にいるところも、ちゃんとね」

「わかりました、いってきます」


マイクで指示を出されて、それに合わせてみんなで踊る

しっかり覚えて、最終確認

時々止めたりして話し合って、最善をつくす


「OK！」


監督の声がステージに響く

息が苦しい、疲れたなんてもの、知らない

今は、嬉しいって感情でいっぱいなんだ





血、汗、涙に決まりました！

ご協力ありがとうございました！

FAKE LOVEをはじめとした、他の3曲も絡ませますからね！安心してください！

BTSとのこんな話も見たい、などのストーリーの意見があれば是非、コメントへ

たくさんのお気に入り登録、ありがとうございます

嬉しいです

頑張る糧になってます

これからも頑張りますね！

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