貴方色丿琥珀糖。 (ページ8)

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群青色ページ8

×33期みながわ

×34期夢主
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Minagawa side

九「Aさんどいてください」

「えー？どうせカードやるんやろ？」

九「そうですけど」

「ソファは休むもんやから！あと5分！」

九「後輩来るんすよ、みんなでやるんで」

「人数がどうこうやなくて！！」

またAと九条がもめてるっぽい。

二人とも俺にとっては後輩で

よく仲良くしてるのは見るけど。

今日はいつもの倍距離近ない???

Aが九条の肩押して

九条はAのおでこにデコピンしてる。

ちょっと、もどかしいと言うか。

『…ちょ、A』

「あっみながわさん！」

九「っしゃソファ借りま〜す」

こちらを向いて走ってくるA。

可愛い、けど。

『…九条と、楽しい？』

「え？あぁはい！仲良いので」

『……その、』

あかん。

よくよく考えたらだいぶ重ない？

言ったらAの迷惑に

なるかもしれへん。

てか絶対なるよな、こんな束縛と言うか。

するとAがずいっと目を合わせて

ゆっくりと口を開いた。

「嫉妬、とかですか？」

『え、あ、いや』

「九条と距離近かったですかね？」

反省してるような声やけど顔は少し笑ってて。

恥ずかしさがじわじわこみ上げてくる。

「えぇー意外、みながわさん嫉妬するんですか？」

『いや、嫉妬って訳では無いと言うか…その、』

「あれぇ、いっつもあんな沢山喋るのに」

「口数少なないですか、みながわさん」

へらへら笑いながら言ってくるけど

どうも上手く言葉が出てこない。

『いやな、ええねん別に仲良くするのは全然』

『でも身体触るんは彼氏という俺が

居る目の前でやるなんて違うやんか』

『Aが来てくれるん待ってたのに

そんな仕打ち無いやん、俺も……、』

口を開けばそれはそれで止まらない。

ぱっとAの顔を伺えば

口角を上げ笑っている。