貴方色丿琥珀糖。 (ページ6)

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紫色ページ6

×35期せめる。

×35期夢主
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Semeru side

「拓ちゃーん」

『お前その呼び方やめろや』

『誰も拓ちゃんなんて呼んでないで』

「なら尚更拓ちゃんって呼ぶわ」

『…あのなぁ』

俺らが付き合うてるのは内緒にしてて。

一応Aの相方とまもるには言ったけど、

他の奴らに聞かれたらどうすんねん。

自分が内緒にしたいって言い出したのに。

『なんやねんもう、』

「誰もおらんのに、あかんの？」

「いつも家では呼んでるやんか」

『ちゃうねん、外やと気狂う…から、』

「…拓ちゃん」

『話聞いてんのか』

俺の反応を見てケタケタ笑うA。

小学生やん。やってること。

「ほんまに拓ちゃんおもろー笑」

「照れてるん可愛い笑」

『照れてないし、可愛いとかもやめや』

「素直にならんと可愛くないぞ拓ちゃん」

『へいへい』

頭をわしゃわしゃしてじっと瞳を見てくる。

ちょ、なんやねんもう。

恥ずいって。

「洲崎になろうの動画見た」

「ほんまに目茶色いね」

『あの日劇場でも会うたやろ』

「いや、目ちゃんと見んかったから」

『この距離はちとﾄﾞｷｯとしてまうよお嬢さん』

「ふぅん」

『もう少し突っ込んでくれ』

髪の毛をいじいじ触りつつ

まっすぐ俺のことを見つめるA。

ボケてんのかと思って流石に長いて、と

突っ込んでやろうとしたら。

『…え、』

「ん、やらか！」

唇に触れた、柔らかいﾓﾉ。

この一瞬で、えと、

…は？

「ﾊｼﾞﾒﾃみたいな顔するやん笑」

『…え、ちょっと待って？何した？』

「ほんなら、また後でぃ」

『おい待ってって』

ﾆﾔﾆﾔしながら楽屋から出ていったA。

…うわ！！

Aからのキス、もっと堪能しときゃ良かった。

うわー、アホやな俺。

家でもっかいｼてもらお。

最後までｼてまいそうやけど、

別にええやんな？

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