□はたち ページ20
今は俺が20歳になる10分前。
なんだけど、Aから電話がかかってきた。
「おにーちゃん、グスッ……」
大昇「ちょっ、どした！？」
「お兄ちゃん、あと10分で20歳なっちゃう、、」
大昇「20歳になっても俺は俺だよ」
「でも、私まだ15歳だし、5年もあるし…ぐすっ、遠い世界に行っちゃうみたい」
大昇「泣くな泣くな。Aは俺の分まであと5年間10代楽しんで？な？」
「うん」
それからライブのこととか雑談をしていたら。
「あっ、5、4、3、2、1、」
「おめでとー！！」
そんな声がスマホから聞こえたかと思いきや、家のドアが開く音が聞こえた。
「ふふっ、お兄ちゃん直接祝いに来ちゃった」
大昇「えっ！わざわざありがとう。今日もコンサートあるから会えるのに」
「どうしても一番に来たかったの」
大昇母「今日の夜はAちゃんも含めてみんなでお祝いしようね」
「え！私もいいの？」
大昇姉「もちろんいいよ。Aも家族の一員みたいなもんだし」
※コンサートでのお祝いはした前提ですが書きません。
飛貴「メール誰が一番早かった？」
大昇「Aだったね。一番初めにメールくれたのも直接伝えてくれたのも」
雄登「え、直接は俺じゃないの？楽屋最初だったじゃん」
「それが違うんだなー(笑)。ね？」
大昇「そうそう。まず日付変わる10分くらい前に大号泣してるAから電話かかってきて、日付変わった瞬間俺ん家来て」
龍我「何それずるい！俺も大昇ん家行きたかった」
一世「電話で伝えながら、メール送りながら、大昇ん家入ったってこと？」
「そう。直接の一番も欲しかったし、なる瞬間も電話したかったし、メールとして形にも残したかったから」
直樹「欲張りさんだ」
飛貴「俺ん時そんな豪華じゃなかった」
「やっぱりお兄ちゃんは家族だから。だし、さすがに飛貴くん家は深夜に行けないから」
飛貴「俺ゆずちゃんの隣住も。大昇と反対側」
「残念ながらすごい優しいおばあちゃんが住んでまーす」
※家でのお祝いの様子も書きません。もしかしたら大昇くんがブログ等ではなしてくれるかな…？その場合は書きますが、家族が出てくるため書くつもりはありません。
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作者名：しゅうか | 作成日時：2022年7月30日 20時
