君とカフェモカ

えぴそーど　２３ ページ23

*
　キミの笑顔に惹かれてく…

　キミの瞳に溺れてく…

　世界で一番大切なキミ。


「――――――嬉しい…スゲー嬉しい…そうやってオレのいない時、少しで

もオレの事、考えてくれてたのかと思うと嬉しくてたまらない…」

　そう言いながら、Aを抱きしめた。

「ちょっ、くっ 苦し い…」

「ゴメン…もうちょっとこのまま…」

　５日ぶりのAの笑顔―――

　Aの怒った声―――

　Aの香り―――

　すべてが愛おしくてたまらない。

「A―――ゴメン…こんなに心配してくれてたなんて知らなかった

んだ。」

　Aを抱きしめたまま囁いた。

「うん…もういいよ…ちゃんと帰ってきてくれたから…」

　そう―――オレの帰る場所はここなんだ…

　遠く、離れていればいるほど側にいて欲しいと感じる。

　触れられる距離にいれば、もっと欲しいって思う…

　側にいればいるほど欲張りになってくオレがいる。

　
　ねぇ、A…オレの事、好き？

　聞いてみても、いいかな…？


　ねぇ、A…オレがどんなにキミの事、好きか知ってる？

　嬉しそうに笑ってくれたらいいな…

　いつもみたいに、とびきりの笑顔を向けてくれたらいいな…

*

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