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第143話 花街の一角にて ページ49
数日後
ｺﾈｼﾏ「はぁ...めんどいなぁ」
珍しいコネシマさんの溜め息が
お酒や香水の匂いの漂う建物の
裏口のこの場所の空気に消える
それを横目に見ながら俺は作戦を復習する
ﾕｳｷ「まずは、俺が...お店の"商品"のふりして入って、黒だと確定したら、二人が客のふりして入って...」
ｼｮｯﾋﾟ「そうっす、ここ、閉まっててもバーは開いてるって設定にしてもらってますから」
瑠璃「バーは特別に開けた、VIPルームはいつでも開いてるよ」
遊びにおいで、と笑う瑠璃ちゃんと
その横のスミハちゃんは協力者
時々店の手伝いをするため店の勝手がわかる事に加え
元々のお店の子達の指示も出来るし、協力は有り難い
ﾕｳｷ「コネシマさん」
ｺﾈｼﾏ「なんやユウキ？」
いつもより静かな彼の頬にキスをする
ﾕｳｷ「頑張りましょ？」
会うのだって辛いはず、それでも
ｺﾈｼﾏ「あぁ、爽快に殴り飛ばしてやるわ」
流石コネシマさん、明るい笑顔でそう言って
彼は俺にそっとキスをした
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年1月23日 9時
