第130話 悪夢の花園37 感想は飲み込んで ページ34
兄さん「来るぞ」
やはり敵は一人ではないようで
怪鳥やらの群れがグルッペン達の方へ飛んでくるのが見える
ｺﾈｼﾏ「射撃隊攻撃開始、飛行の出来るものは空中戦に持ち込んでもいい、いけ」
「ハッ！了解です！」
兵士たちが攻撃を開始するのを見つつ
ｺﾈｼﾏ「俺らも...行くで」
そう言ったコネシマの姿は
金の毛を顔を出し始めた朝日に輝かせる
大きな狼へと変わっていく
ﾕｳｷ(ふわふわ)
女子のような感想をどうにか心に止めたユウキの体を
ヒョイ、と何かが持ち上げる
見ればそれは尻尾のようで
下ろされた先は此方も大きな、猫の背であった
ｼｮｯﾋﾟ「ユウキはこっちですよ」
大きな猫...もといいショッピはそう言う
ﾕｳｷ「ショッピくん！？乗るって...いいの？」
ｼｮｯﾋﾟ「えぇ、あ、突撃する人はどうぞ乗ってください、あそこまで跳ぶんで」
ｸﾞﾙｯﾍﾟﾝ「じゃあ行くゾ！」
ﾄﾝﾄﾝ「マジですか...ついていきますわ」
仕方なく、と言った様子でグルッペンと共にトントンが
ショッピの背に飛び乗る
ｿﾞﾑ「俺も！」ｼｬｵﾛﾝ「俺もぉ！」
続いて二人が飛び乗る
ｺﾈｼﾏ「遠距離魔法いけるヤツは俺の方乗ってな、この辺走り回るわ俺」
鬱「じゃあ俺シッマに乗るぅ」
ｴｰﾐｰﾙ「わ、私も！」
ﾁｰﾉ「僕はひとらんらんさんとオスマンさんの護衛しますね」
ｵｽﾏﾝ「乗りたくないんやな」
ﾁｰﾉ「オスマンさんが魔法止めたらこの木が折れるんで、それが嫌なだけですよ」
ひとらん「乗りたくないんだね」
ﾁｰﾉ「まぁ、だって俺コネシマより飛べますしぃ」
フワリと着物を羽織ってチーノは
黒い角を輝かせながらケラケラ浮きながら笑う
ｺﾈｼﾏ「お前腹立つなぁ」
ｼｮｯﾋﾟ「ザマァないですねｸｿ先輩、じゃ俺らいきますね」
ｺﾈｼﾏ「お前は全力でバカにしてきやがって！腹立つなぁ！」
ﾕｳｷ「ちょっとこんな時に喧嘩しないで下さい！」
「「「ごめんなさい」」」
鬱(仲いいんか悪いんか...)
流石にあきれながら鬱はコネシマの背に乗る
第131話 悪夢の花園38 闇魔法も蝶も危険→←第129話 悪夢の花園36 戦闘開始
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2020年1月23日 9時
