異種族の国の中枢神経【実況者】三 (ページ19)

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第115話　悪夢の花園22　猫の空間？？ページ19

"昔"のショッピくんは、さっきコネシマさんが入っていった路地裏へと入っていく

続いて進んで少しすると、建物と建物の間が開ける

そのさきは小さな広場のような場所で

ｺﾈｼﾏ『よお、ショッピくん』

煙草を吸いながら、静かに笑うコネシマさんがいた

ｼｮｯﾋﾟ『どうも、クソ先輩』

ｺﾈｼﾏ『だれがクソ先輩じゃコラ』

ｼｮｯﾋﾟ『はいはい、すいませんコネシマ先輩』

ｺﾈｼﾏ『お前ぇ...』

ｼｮｯﾋﾟ「ﾁｯ...」

ショッピくんが俺の隣で舌打ちをする

記憶が嫌なのかコネシマさんが嫌なのかは
よくわからないけどね

ｼｮｯﾋﾟ『そうだ報告...俺、本当にアンタの後輩になりますよ』

ｺﾈｼﾏ『へ...』

ｼｮｯﾋﾟ『来月から軍に入るんです、待っててくださいね？したっぱ兵ですけど、後々アンタの隊入って乗っとるぐらいの事してやりますから』

ｺﾈｼﾏ『....そっか、頑張れよ』

そう返したコネシマさんは

とても悲しそうな顔をしていた

ｼｮｯﾋﾟ「このあとね」

ﾕｳｷ「ん？」

ｼｮｯﾋﾟ「逃げやがったんですよ、あのクソ先輩」

ﾕｳｷ「どういうこと？」

ｼｮｯﾋﾟ「俺が軍に入ったと同時期に、軍抜けて、国からも消えやがったんです」

ﾕｳｷ「あぁ、逃げた...ね...ちなみに、二人はどうやって知り合ったの？」

ｼｮｯﾋﾟ「先輩が軍で有名になってきた頃、軍の将校だった父さんが俺に先輩との特訓つけてきて、それでまぁ、ここで会って話すようにもなって」

ﾕｳｷ「殺意のきっかけは？」

ｼｮｯﾋﾟ「普通に腹立った」

ﾕｳｷ「子供みたいな理由だね」

ｼｮｯﾋﾟ「腹立つでしょ、初対面でズケズケ踏み込んでくるわ、声五月蝿いわ...」

不機嫌な顔になっていくショッピくんに苦笑いを返していると

ドサッと来た路地裏の方から何かが倒れる音がする

　