第81話 勘弁してください！ ページ34
次の日(日が変わった頃、深夜) ﾕｳｷの自室
ユウキside
ﾕｳｷ(ん...ここは？)
闇が広がる空間と、ふわふわした感覚に
自分は寝ていて、これは夢なのだと唐突に思い出す
思い出した所で、何かが俺の首や体を絞めている事に気づく
と同時に息苦しさに覚醒する
覚醒と同時に気づく首に触れるそれはまるで
ﾕｳｷ「ｯ、蛇....！？」
ハッと目を開けると
ｿﾞﾑ「ｽｰｰ....ｽｰｰ....」
昨日、あの後医務室で寝せた筈のゾムが
俺に抱きついて寝ている
身動きの取りづらさと息苦しさはこれか...
真っ暗だが距離が近いからうっすら見えるゾムの頬をつねって起こす
ﾕｳｷ「ゾム、ゾーーム」
ｿﾞﾑ「ん...あれ？ユウキやん...なんで俺ここにおるんやろ、ユウキに会いたい〜って思いながら医務室で寝とった筈やのに」
ﾕｳｷ「へ？まさか無意識でここに寝に来たの？」
ここはゾムの巣じゃないんですけど....
ﾕｳｷ「とりあえず、離して」
どうにか手を伸ばしてベット脇のライトを点ける
ｿﾞﾑ「離さんと、だめ？」
ﾕｳｷ「ぅ、だって...」
"距離が近くてドキドキする"
超小声で俺は思ったことを溢す
こんな距離近づくのは昼間の間か
自分からじゃないと意識してドキドキする
我ながら馬鹿げてるとは思う...
ｿﾞﾑ「ふーーん」
ﾕｳｷ「へ、ちょっ...んｯ」
ゾムが更に俺に顔を近づけて唇に触れるだけのキスをされる
ｿﾞﾑ「あんま煽んなや、まだ夜なんやで？ユウキ」
そのままゾムが俺の上に被さるような体勢になる
ﾕｳｷ「え、っと、それはどういう...ひゃｯ！」
はむ、と耳を甘噛みされ変な声が出る
ｿﾞﾑ「俺な？腹減っとんのや、やからいま襲うと、マジの意味で喰ってしまいそうなんよ」
ﾕｳｷ「ん、じゃあ、また今度にしろよ、ね？」
ｿﾞﾑ「でもなぁ、ここまでの据え膳置かれるとなぁ」
ﾕｳｷ「やっ、ちょっ、ぁ...」
ﾄﾞｵｫｫｫｫｫｫﾝ
「「！？！？」」
突如、轟音が響く
そんなに近くはないが、かなりの音だ
ﾕｳｷ「な、何事！？」
ｿﾞﾑ「戦争かぁ！」
驚く俺の上でゾムは歓喜の声をあげる
ﾕｳｷ「ｯ、とりあえずどいて！？」
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夜月ルナ(プロフ) - 海玲 ミレイさん» ミレイさんコメントありがとうござます！フェアリーテイルは漫画を全巻読んでいまして、それこそ魔法の参考にさせて頂いていたりしています。 (2021年1月2日 21時) (
レス) id: 012def0b6c (このIDを非表示/違反報告)
海玲 ミレイ - 初コメです！ もしかしてフェアリーテイル知っているのですか？ (2021年1月2日 7時) (レス) id: 4fcf758c47 (このIDを非表示/違反報告)
夜月ルナ(プロフ) - バリバヒさん、ありがとうございます！頑張って書いていきます！ (2019年12月6日 18時) (レス) id: 7d5c3fd4fb (このIDを非表示/違反報告)
バリバヒ - 続き期待してます、すごい壮大で美しい物語ですね (2019年12月6日 16時) (レス) id: dc5f1fb27a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月ルナ | 作成日時：2019年12月1日 9時
