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「遂に…やることがなくなった」
パーティーの一件で両親は私に自室から出ないようにきつく言った。あの男の行方を父と兄が血眼になって探していると使用人が噂しているのを耳にした。
軟禁状態に慣れっこになるのは如何なものかと思うが、私は不自由の中でそれなりに過ごしていた。しかし今、魔法薬学のレポートを書き終え、羽根ペンを置いたことでそれも終わりを告げた。
「お嬢様！お嬢様！開けてくださいまし！」
壁にかかったカレンダーの日数をぼんやりと数えていると、カストルのキーキー声が扉の向こうに響いた。
「カストル、静かにしないとお父様達が…」
「わたくしめ、頼まれた仕事を完璧にやったことをご報告に参ったのでございます！」
そう言うと、懐から自慢げに受け取ったというサインを取り出して見せた。少し前、3人から貰った手紙の返事をカストルに運んでもらうように頼んだのだった。
受け取るとカストルは思い出したように息を飲んで、それから囁くほどの声で言った。
「実は…ハリー・ポッターの家に、マルフォイ家のドビーがいたのでございます」
「ドビーが？どうして？」
「詳しいことは決して言いませんでした…ただ一言、ホグワーツが危ないと」
ホグワーツが？私が聞き返すと、カストルは重々しく頷いた。そして、その後ハリーがドビーの仕業によって、マグルの親戚の家に軟禁されているとも言った。
「ドビーの奴めはハリー・ポッターをホグワーツに行かせないつもりなのです！」
「でもそんなこと出来るはずない。違う？それに、魔法界で1番安全なのはホグワーツよ」
「そうですとも！カストルはドビーにしっかりと言い含めました！」
ドビーとは過去に何度か会ったことがある。父とルシウスはべったりの仲なので、荷物を運ぶことや言伝に来るのがドビーの仕事だった。
「ハリー・ポッターはお嬢様の様子を聞きたがりました…しかしカストルはフリント家に仕える屋敷しもべです！ご主人様からの命令は絶対なのです、だから閉じ込められているとだけ言いました」
心配させるだろうからあえて手紙には書かなかったのに、結局知られてしまったのか。
カストルに下がるように言って、私は手紙の封を開きベッドに寝転んで読み始める。
________何？
夜も深くなった頃、突然窓から強い光が差し込んだ。
思わず窓に目を向けると、車から身を乗り出したロンがこちらに手を振っていた。
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まな(プロフ) - とても面白くて続きが気になります！更新気長に待ってます！ (6月29日 21時) (
レス) @page28 id: 0028381799 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - まるさん» フレンド申請を私のほうでやらせていただきますね!すると通知が来ると思うので、そこをポチッとなです☆ (2022年4月17日 22時) (レス) id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 平凡な人さん» こんばんは、コメントありがとうございます！本当にドラコは可愛いですね…。フレンドのお話是非お受けしたいのですが、疎くて方法がわからないです。教えてください🙏 (2022年4月17日 22時) (レス) id: 91e2d78cc8 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいております!ドラコ可愛いですよね!!フレンドなりませんk(((( (2022年4月16日 22時) (レス) @page13 id: 6ae6cf354a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2022年4月6日 20時
